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萩生田政調会長に統一教会と“家族同然”の証言! 月1〜2回教会を訪問、生稲晃子を連れて関連施設に…それでも岸田首相は

 先月おこなわれた参院選の選挙期間中、萩生田氏は、東京選挙区から出馬し当選した元おニャン子クラブの生稲晃子氏とともに八王子市内の統一教会関連施設を訪問し、支援を要請していた、というのである。このことは生稲氏の事務所も認めている事実だ(萩生田氏は生稲氏と施設に立ち寄ったことは事実としながらも、選挙の支援依頼や教会での礼拝、バーベキューに参加したことは否定)。

 生稲氏を東京選挙区に担ぎ出したのは安倍派の萩生田氏と世耕弘成氏で、安倍派中堅が「安倍、世耕両氏に恥をかかせるわけにはいかない。安倍派は一丸となって生稲氏をやる」(毎日新聞4月29日付)と話すほどの力の入れようだった。その上、生稲陣営の選対本部長を務めたのは、統一教会の名称変更問題で関与が取り沙汰されている下村博文・元文科相だった。

 だが、まさか、選挙期間中に統一教会の施設に出向き、選挙支援を要請していたとは……。いったいこの萩生田氏と統一教会のただならぬ関係は何なのか。

 その背後にいたのは、ずばり安倍元首相だろう。安倍元首相と統一教会の関係はもちろん祖父の岸信介元首相から始まったものだが、その関係がさらに深まったのは、自民党の下野時代。安倍元首相はこの時期に統一教会と急接近し、きたる解散総選挙や民主党攻撃の装置として統一教会を全面的に利用し始めた。そして、政権奪回した後は、その見返りとしてさまざまな面で統一教会の政策実現や布教活動に協力、名称変更や警察の捜査への圧力を加えた疑惑も浮上している。

 まさに政治的な一体関係を築き上げたのだが、その尖兵役が、萩生田政調会長だったのではないか。実際、萩生田氏もまた、安倍氏と同じように自民党が下野した時代に、統一教会関連団体の理事を務め、国際勝共連合の本部長や政策局長だったA氏が事務局員を務める「全国教育問題協議会」が開催した大会のパネルディスカッションに登壇している(ちなみにこの大会では安倍元首相が基調講演をおこなった)。

そして、安倍政権が発足しても、冒頭で述べた2014年の統一教会主催のイベントに出席するなど露骨な動きを続けていた。萩生田氏が来賓挨拶をおこなった統一教会のイベントでは、刑事摘発で引責辞任をしながら返り咲いた統一教会の徳野英治会長が「世界の平和は祝福結婚から」なる特別講演会をおこなっていたが、紀藤正樹弁護士はTwitterでこの問題に言及。徳野会長が宗教法人名の変更の際の会長であったことを指摘し、〈翌15年の宗教法人名の変更に影響を与えた可能性すらあります〉と書いていたが、その可能性は大いにあるだろう。

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