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河野太郎はまだ国民に謝罪していない! 新「謝ったら死ぬ病の男」がワクチン不足を隠すためについた嘘と”知の崩壊“発言を検証

 河野大臣自身が供給量に見合った接種スピードを見極めて計画を立て、その都度、自治体と綿密なコミュニケーションをとるべきだったのに、計画性もなく上から「速く打て」としか命じてこなかった。そのことが現在の混乱を生んでしまっているのに、いまだに河野大臣は自己正当化を図る一方で暗に自治体の暴走であるかのように語っているのだ。

「謝るだけ偉い」も何も、自分の失策をけっして認めようとしていない河野大臣。しかも問題なのは、都議選に影響を与えることを避けるために供給が足りなくなることを隠していたと見られていることだ。

 河野大臣が生出演した昨日15日放送の『news23』(TBS)では、コメンテーターの星浩氏が“自民党のなかからも6月半ばぐらいにブレーキをかけていれば(自治体からの)『はしごを外された』という発言にはつながらなかったという声が出ている”と述べ、「6月下旬から都議選があったため、さすがの河野さんも言い出せなかったのではないか、というのが自民党の人たちの反応」だと指摘。「ブレーキが遅れたのは本当のところは何があったんですか?」と尋ねた。

 だが、この質問を星氏が言い終わる前に、河野大臣は食い気味に「都議選やら何やら、まったく関係ありません」と語気を強めて否定。さらにはこんなことを言い出したのだ。

「もう変異株が広がっているなかで、とにかく7月末までに高齢者をまず終わらせるというのがいちばん大きな目標です。そのためにはペースの遅い自治体にはペースをあげていただけなければいけませんから。そこはまず7月末までの高齢者を終わらせる、その目処が立つところまでは、やはり接種にブレーキをかけるなんていうのは考えておりません。で、それがどうやら実現できそうになって、現役の接種がはじまってくる。気づいてみたら、かなり先まで予約をとろうとしていた」
「ファイザーは4月から6月に1億回、7月から9月に7000万回ということはつねづね申し上げておりましたけれども、自治体からしてみるとマクロで1億万回になるよというのはわかっていても、じゃあ自分のところの供給についてどうなるのかという個別の見通しがなかったもんですから、いままでのペースでそのまま予約をとっていただいていたところなんだと思います」

「気づいてみたら、かなり先まで予約をとろうとしていた」というのは自分の無能っぷりを認めているようなものだが、マクロを踏まえてミクロの配分を示すのがワクチン担当大臣の仕事にほかならないのに、河野大臣は言うに事欠いて“俺はマクロを示したのに自治体に個別の見通しがなかった”と言い募ったのである。

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