小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

辛坊治郎パワハラ疑惑で坂上忍、木村太郎がトンデモ擁護連発!「責任感あったら、コンプラ行かない」と被害女性を非難も

 坂上は途中から「うーん」と不満そうな声をあげていたが、「辛坊氏のような大物司会者は単なる出入り業者とは違う」という石井の指摘はその通りだろう。テレビの世界では極端な弱肉強食体質がまかり通っている。たしかに弱小事務所の売れていないタレントや冠番組を持っていないようなその他大勢のタレントは、それこそ出入り業者どころか奴隷のような扱いを受ける一方、看板番組や帯番組のMCや主役をやっているような大物芸能人については丁重に扱い意向を忖度しどんなワガママや横暴も許される。それを十把一絡げに「出入り業者」だと言うのは明らかに詐術だ。

 ところが坂上は、石井の話に割って入りひときわ強い調子で、こう言い放った。

「そこまで(力を)持てると思いますか? 僕は思いませんけどね」
「ぶっちゃけ、ここに、後藤くん、僕、やっくん、いますけど、出入り業者だと思ってますから」

 そもそも石井は坂上の名前など一切出していなかったが、フジテレビの看板帯番組『バイキング』のメインMCという強い立場にあるにもかかわらず、坂上は自身を「出入り業者」と強弁。しかも、フットボールアワーの後藤輝基も薬丸裕英も木曜レギュラーにすぎず、全曜日のメインMCを務める坂上とは『バイキング』における立場も影響力もまったく違う。にもかかわらず、わざわざ一緒くたにして、微妙な力関係の強弱をごまかした。

 この後も、石井に対して坂上は「これ、でもね。たとえば、てる美ちゃんも、今回、やっぱパワハラにいっちゃってんじゃないかって言いました。じゃあ、逆に、自分がパワハラを受けたときに、公にすることはできるの?」「てる美ちゃん自身がパワハラを受けた側だとして、やっぱそこ育ちってあると思うの。演者の育ちでね、公にする感覚ってある?」と詰問して、楠田に諌められる場面まであったのだが、この放送自体がパワハラなんじゃないかというくらいの調子だった。それにしても坂上は何を必死になっていたのか。

「訴えられたらお手上げ」「番組制作上の売り言葉に、買い言葉に圧を感じたとか言うな」「責任感あったらコンプラ行くな」「テレビ局は演者を守れ」「表沙汰にならないよう丸く収めろ」……。坂上の暴論はよく指摘されることだが、この日の坂上は輪をかけてひどかった。言っている内容に説得力のかけらもないのはもちろん、ほとんどヒステリーとしか思えないようなものだった。

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。