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「桜を見る会」メディア関係者招待の基準は安倍応援団とワイドショー! 石田純一には内閣官房から「来るな」と電話

 だが、連中は「桜を見る会」がこれだけ大問題になり、その本質が安倍応援団イベントだったことが露呈したいまも、まったく反省しているそぶりもない。

 それどころか、またぞろ矮小化や論点ずらしで、政権を擁護しているのだ。

 たとえば、その典型がアクロバティックな論理で政権擁護を繰り返していると思ったら、ちゃっかり「桜を見る会」に参加していた三浦瑠麗センセイ。三浦氏は、例によって、「桜を見る会」批判がまるで“頭の悪い下級国民の劣情”によるものかのように、こうツイートした。

〈桜を見る会が中止に。おそらく「国民感情」への配慮。時の権力者が催す宴には「なぜあいつが呼ばれた」になりがち。全ては国民感情次第ということなのでしょう。でも大手メディアからも沢山招待されて皆さん楽しんできたんですよ。今わかったことではない。総数や予算は今後検討課題になるでしょう。〉
〈日本人は総理を筆頭とする特権には非常にセンシティブだけれども、皇室や皇族を筆頭とする身分的秩序にはとても親和的。だから今週ツイートしたように、女性宮家ではなく元皇族・旧皇族を特別身分扱いにしていく方向性の改革がもたらす余波の方が本当は大きいのに、メディアはそれを分析しない。〉

「なぜあいつが呼ばれた」「全ては国民感情次第」って、まるで現在「桜を見る会」をめぐる批判が、呼ばれていない人の嫉妬か何かかのように矮小化。全然関係ない皇室制度まで持ち出して、お得意の“whataboutism”論法で総理大臣の特権を正当化してしまったのだ。

 バカバカしくて、反論する気も起きないが、一応言っておくと、「桜を見る会」が批判されているのは、「なぜあいつが呼ばれた」なる嫉妬感情などではなく、税金がつぎ込まれた公的イベントの私物化、公職選挙法違反、政治資金規正法違反が疑われる事態だからなのだよ。このひとは、政治学者を自称しておきながら、そんな基本的なこともわかっていないのか。

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