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五輪マラソン札幌開催で宮根誠司、恵俊彰、小倉智昭が「なんにもない」「美しくない」と札幌ディス、北海道民から怒りの声

「なんにもない」「真っ青な空、と繰り返すしかないなどという宮根のコメントはあまりにひどく、北海道民ならずとも、こうした抗議の声が上がるのは当然だろう。

 しかも、札幌ディスは『ミヤネ屋』だけではない。各局のワイドショーがこぞって札幌批判を繰り広げていたのだ。

 たとえば、『とくダネ!』(フジテレビ)では司会の小倉智昭が、北海道に別荘を持っていて2年前にエアコンを付けたと明かしながら「だから、どれだけその時期札幌が暑いかわかってますから」と語り、「8月下旬に開催される北海道マラソンでも暑い。8月上旬の五輪はもっと暑い。普通、一流ランナーは北海道マラソンに出たがらない」「決して映像的には美しいコースじゃないと思いますよ」などと言及した。

 また『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、出演した元マラソン選手の千葉真子氏が「日差しも強く、周りに建物など何もない」「アクセスが非常に悪くて駅から3キロくらい離れている。応援しに行く人も少ない場所」「直線で景色が変わらない。心が折れる区間」などと解説し安藤優子ら出演者も同調、また『ひるおび』(TBS)でも司会の恵俊彰が「(新川通りは)ほんとにないね、なんにも」と呆れたように発言していたほどだ。

 また札幌決定前の27日には松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ)で
「(IOC)バッハ会長は夏の北海道を涼しいと思い過ぎていませんかって話」「意外と沖縄より暑い時ありますから」と、やはり札幌開催について否定的意見を言っている。

 札幌が2020年五輪開催に立候補したわけでもなければ、札幌で五輪マラソンを開催したいと言ったわけでもない。東京の酷暑対策が不十分なために、開催まで1年を切った今ごろになって、五輪のマラソン開催を押し付けられただけなのに、この言われよう。宮根や小倉をはじめとするワイドショーの連中は、選手や観客たちが酷暑のなか熱中症で倒れてでも、景色が変わって実況や中継の絵面のいい東京でマラソンをやれ、と言うのだろうか。

「札幌だって暑い」というがそれでも東京よりはマシだから選ばれただけ、そんなこと言い出したら、根本的に日本国内での開催は無理、南半球か北極圏に近い国でやるしかないだろう。

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