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千原せいじが「不倫してもロケが1本飛んだだけ」…吉本の安倍応援団芸人なら不倫しても許されるテレビの事情

関西テレビホームページより


 同じ不倫をしても、なぜ、この男だけがまったく“お咎めなし”なのか。5月16日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で“ハヤシライス不倫”をすっぱ抜かれた千原せいじが、20日、イベント会見に出席。不倫問題を「いま、ハヤシライス食べたらやばいやろ」とギャグにしたうえ、仕事にもロケが1本なくなった程度で大きな影響はないとうそぶいた。

 たしかに、せいじは不倫報道に直後からなんら批判されることなく、テレビにも出まくっている。

 まず、「週刊文春」が発売された2日後の5月18日にはすでに、せいじが出演した『胸いっぱいサミット!』(関西テレビ)がそのまま放送された。収録だったとはいえ、せいじは番組で言いたい放題で、「平成のダメダメ政治家ランキング」という企画では、れいわ新選組を立ち上げた山本太郎議員の消費税廃止、最低賃金1500円といった政策提案について「そんなの無理じゃないですか。詐欺にならんの?」と詐欺師呼ばわりするなど、ネトウヨ・安倍応援団ぶりを遺憾なく発揮していた。

 その翌日の5月19日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)にゲスト出演すると、松本人志と馴れ合いの会話を繰り広げた。女性にアイスを「あーん」とされている写真を「なんなの、あのイチャイチャ感」と松本が突っ込み、「ほんまにアイスが硬かったの」と満面の笑みで返す、と言う具合だった。
 
 ひどかったのは6月8日、準レギュラーをつとめている『あさパラ!』(読売テレビ)に出演したときだった。司会のハイヒール・リンゴに「せいじくん、お帰り」と言われると、「モテちゃった男です。いやぁーーモテた!!」と完全に不倫をお笑いネタに。そのくせ、元KAT-TUN田口淳之介が釈放時に土下座までして謝罪したことが話題になると、「すごい芝居がかったというか、セリフというか、謝罪もすごい練習してたんやろな」と上から目線で斬ってみせた。

 そして、6月11日にはやはり準レギュラーをつとめる『ノンストップ!』(フジテレビ)に出演したせいじは、同番組には不倫報道後初めての出演にも関わらず冒頭からそれをスルー。その後、ゲスト出演していた俳優の渡辺徹が羽生善治九段について「羽生さんは誰からも好かれる。誰からも嫌われない。これが羽生さんの強さです。(略)せいじ君なんかと一緒だよね」と不倫問題を念頭においたと思われる遠回しの皮肉を放つも、せいじ本人は「そうですね。共通点多いですからね」とそれを平然と受け流し、「本当に僕は好感度だけでやってます」「好感度で溺れたいですよ、僕は」などと平然と言い放った。

 とにかく、不倫報道後も、自分のことを棚にあげ、以前と変わらずワイドショーで人の悪口を言いまくるせいじの姿が日々テレビに映っているのだ。

 もちろん本サイトは個人の不倫を批判するつもりもないし、むしろ不倫に目くじらをたてる風潮や、犯罪のごとく糾弾するワイドショーには批判的だ。しかし、他の不倫のケースに比べると、あまりに不公平だろう。

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