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ウーマン村本が『朝生』AI特集を痛烈批判! 「いま沖縄やらずにAIって」 『報ステ』に続き政権批判放棄か

 2013年4月26日深夜放送回「激論!ネット世代が日本を変える?!」のように、『朝まで生テレビ!』も政治に直接関係ない議題で討論を行うこともなくはないが、2カ月連続で日本の政治問題について扱わないというのは、番組公式ホームページに記載されている2013年までのバックナンバーを見る限り、他に例はない。

 これを見て想起せずにいられないのは、同じテレビ朝日の『報道ステーション』のことである。

 本サイトでも何度も取り上げているが、今年の7月をさかいに『報道ステーション』の報道姿勢は大きく変わった。

 安倍政権に批判的な報道はほとんどなくなり、杉田水脈衆議院議員のLGBT差別発言や赤坂自民亭問題でも、安倍首相が公の場でコメントしない限り扱わないという傾向が続いたのだ。

 代わりに『報道ステーション』が熱心に取り上げているのはスポーツニュースである。たとえば、カジノ法案が参院予算委員会で強行採決された7月19日、番組は東京五輪の競技日程が決まったことを巨大なボードを用意してトップニュースとして報じ、富川悠太キャスターも「ワクワクしてくるでしょ? あと2年もあるのに!」と大はしゃぎ。懸念されている暑さ問題などについても申し訳程度にしか触れず、日本のメダル獲得が期待されている競技を事細かに紹介するという気の早さで、時間にして約16分、東京五輪の話題に費やした。あるいは、甲子園の話題を冒頭から何分も取り上げた日も少なくなかった。

 この異変の原因は、『報道ステーション』チーフプロデューサーに就任した桐永洋氏だ。今年7月から桐永氏がチーフプロデューサーに変わったことで番組の変遷が起きたといわれている。この人事には“テレ朝のドン”こと早河洋会長の意向があるとされる。早河会長は安倍政権に非常に近い人物で、2013年より幻冬舎の見城徹社長の仲介をきっかけに安倍首相と会食を繰り返すようになり、それ以降、『報道ステーション』の安倍政権・原発批判路線からの転換を迫ってきたといわれている。

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