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佐川誘導尋問で炎上! 丸川珠代の本質を見抜いていたマツコ・デラックス「自民党の歴史の中でも最高峰のホステス」

 ネットで「本当の歴史を知った」とは恐れ入るが、実際、丸川議員がネトウヨにかなりのめり込んでいることを如実に表すエピソードもある。それは、2015年7月、安倍首相が安保法制の説明のため、自民党の広報ネット番組『Café Sta』に出演した際のこと。丸川議員はインタビュアーをつとめたのだが、いきなり「辻元清美が乗ったピースボートが自衛隊に護衛を要請した」というネトウヨが流したデマとして有名なネタを、したり顔で語り始めたのだ。安倍首相も一緒になって「実際にいざ危なくなると、助けてくれと、こういうことなんだろうなと思いますね」と辻元叩きをおこなった。

 だが、実際には辻元氏はこのとき、乗船などしておらず、ピースボートとも関係がなくなっていた。結局、丸川氏は辻元氏に抗議を受けて謝罪する羽目になったが、こういう根拠のないデマ攻撃は“親分”の安倍首相とそっくり。というか、そのネトウヨ的性質を注入されたということなのではないか。

 ほかにも丸川議員は、環境相時代の2016年2月、長野県の講演で東京電力福島第一原発事故後に国が除染に関する長期努力目標として「年間1ミリシーベルト」と定めていることに関し、「何の科学的根拠もない」「反・放射能の人がワーワー騒いだ」と発言して大きな問題となった。後日、丸川議員は謝罪したが、こうした発言もまた、“安倍首相のお気に入り女性政治家”として口から出たものであり、原発再稼働を推進する安倍政権のグロテスクな本音と考えるべきだろう。

 こうした丸川氏の経歴を見ても、今回の佐川氏証人喚問での“誘導尋問”も、当然、べったりである安倍首相のためと言うしかない。丸川氏にはテレ朝時代から“オヤジ転がし”なる評判があったというが、転がしに転がして、権力構造をのし上がっていくうちに、逆に自分が極右オヤジの操り人形みたいになってしまった。どうやらそういうことらしい。

 もっとも、こうした指摘をしているのは、本サイトだけではない。実は、あのマツコ・デラックスも、丸川議員が環境相として初入閣した際、「EX大衆」(双葉社)2015年12月の連載で同様の苦言を呈していた。

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