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文書改ざんで発狂「WiLL」「Hanada」が妄想全開の“朝日叩き”! 阿比留瑠比、小川榮太郎、百田尚樹の陰謀論に絶句

 一方の「月刊Hanada」もスゴい。こちら特集タイトルからして「財務省文書改竄と朝日の罠」だが、中身も「朝日新聞が訴状を『偽造』」(小川榮太郎)、「朝日は『絶対に』潰さなアカン!」(百田尚樹)、「昭恵夫人叩きは現代の魔女狩り」(有本香)、「籠池夫妻を利用しまくる反安倍勢力」(八幡和郎)などと、安倍応援団の面々が怒涛のごとく陰謀論を全開。いちいち相手にしていると面倒なので、以下ダイジェストで紹介しておこう。

〈偶々詐欺事件のために財務省のデータが検察の手元にあったからこそ決裁文書の改竄がバレたわけで、そうでなければ、財務省は政権にも与党にもシラをきりとおしたことになっただろう。
 政権が無理をして改竄の実態を暴いたのである。政権がその改竄を主導したはずがない。〉
〈とりわけ、北朝鮮情勢と森友・加計の確信犯的な(朝日新聞の)虚報の嵐が連動してみえることに、私は大きな疑問と懸念を感じている。〉(小川榮太郎氏)

〈財務省の公文書書き換え疑惑も、朝日の“スクープ記事”(三月二日付)が発端だった。おそらく、朝日は「てにをは」や「句読点」の位置が違っていただけでも「書き換えやーッ!」と大問題にしていたのではないか。〉
〈繰り返し言う。朝日新聞は間違いなく日本の敵である。そして炎上覚悟であえて言おう。
 朝日新聞は「絶対に」潰さなアカン!〉(百田氏)

〈(朝日新聞は)日本人に対する上から目線というレベルを飛び越えている。朝日の社是は「日本解体・日本打倒」ではないのですか。だから共通の目的を持つ中国や韓国を擁護する。それどころか、「日本叩き」の材料を中韓に与える〉(ケント・ギルバート氏。モラロジー研究所研究員・山岡鉄秀氏との対談「慰安婦虚報 朝日は今日も反省の色なし」より)

 つまり、彼ら安倍応援団にとっては、朝日がスクープを出そうが何をしようが、いつでも結論は「反日朝日は潰れろ!」なのである。まったくクラクラしてくるではないか。

 ちなみに、実はこの両誌、前号や前々号でも朝日に対し「フェイク」だの「落ちるところまで落ちた」などと、飽きもせずに攻撃を繰り返してきた。たとえば「WiLL」2月別冊の特集は「安倍叩きならなんでもOK! 朝日新聞と言論犯罪」で、3月号の特集は「検証 フェイク報道」。また「月刊Hanada」4月号の総力大特集は「赤っ恥、朝日新聞!」だった。

 安倍応援団・極右界隈の御仁たちにとっては、いまさら振り上げた拳を下ろせない。そういうことなのかもしれないが、はっきり言って「赤っ恥」はアンタらのほうである。

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