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横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」28

二階自民幹事長に直撃! 名護市長選で安倍自民が卑劣な分断工作、菅と二階が訪沖して土建札束攻撃

 1月4日昼前に沖縄入りした二階氏は、まず那覇市内のホテルで自民党沖縄県連の関係者らと選対会議と地元経済人と懇談をした後、4年前の自主投票から推薦に転じた公明党県本部に挨拶。続いて午後から名護市内のホテルで、渡具知候補や選対幹部の末松文信県議(前回の市長選候補)らとの意見交換会に臨んで頑張ろう三唱をした後、百戦錬磨の二階氏からこんな助言が飛び出したのだ。

「私は土地改良事業連合会に行って来ますから、土地改良の方に声をかけて下さい。選挙で仲間が沢山いれば、何倍も力が出てきますから皆さん、よろしく」

 すると、意見交換会の参加者は「はい。頑張りましょう」と即答、お開きとなった。第二次安倍政権時代の予算増額を背景にした「土地改良事業関係者への投票依頼提案」が異議なく了承された瞬間だった。報道関係者の目の前で、「旧態依然とした得意技を名護市長選でも使う」と堂々と宣言したともいえる。新潟県知事選と同様、黙っているわけにはいかないと思い、囲み取材なしで立ち去ろうとする二階氏を直撃をした。

――二階先生、土地改良費は選挙対策費ですか。土地改良事業と選挙がバーターじゃないですか。利益誘導選挙ではないですか。
二階氏 そんなことはない。

――—露骨じゃないですか。
二階氏 そういうことはありません。私はいろいろな仕事をずっと説明してきましたから。

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