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横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」27

伊計島、読谷村の相次ぐ米軍ヘリ不時着を現地で緊急取材! 未だ占領状態に地元から怒りの声

 伊計島には不時着の翌7日に駆けつけると、ちょうど共産党調査団が近隣住民(漁民)から道端で話を聞いているところだった。この漁民は、不時着の様子を次のように振り返っていた。

「新年会をしている時に『おかしい』という話になって、身内に現地に見に行かせたのです。ヘリが不時着した昨日(6日)はたまたま新年会があったから海に行かなかったのですが、前日まではあの時間帯は浜で貝を獲っていました。祝いの日には漁をすることを控えるのです。(不時着現場には)オイルフェンスを敷いた上で、ヘリからガソリンを抜いていました。不時着した時間帯は干潮の時間帯だったから砂浜に降りられましたが、満潮時は海水に漬かっていた場所で、漁業権に触れていることになるのです。漁協の組合長には『これは漁民にとっても死活問題。(規制線が張られて)海に行けないのです。だから簡単に処理してはいけない。緊急役員会を開かないといけない』と伝えました」

 1年前にも伊計島の農道にヘリ不時着する事故が起きたが、「自分たちから言わせると、誰が考えてもおかしいさ。今回も1年前も降りようと思えば、演習場の浮原島(うきばるじま)に降りることができたはず」だと言う。浮原島での訓練の帰りらしいからで、なぜUターンをして、すぐ近くの浮原島に降りなかったのか。それは、橋で陸続きになっている伊計島と違って陸続きではないからではないか。トラブル処理に都合がいいので、民家がすぐ近くの伊計島の浜に降りたのではないかと憤っていた。

 地域住民より米軍の都合を優先した疑念が生じていたわけだが、ヒアリング調査に加わっていた伊盛サチ子うるま市議も同じ見方をした。

「陸続きの場所になるべく不時着するというのは、米軍のマニュアルにあるのかも知れません。『緊急着陸』と言ってもすぐに飛び立てる時もあれば、今回のように分解が必要な場合もある。その場合は陸続きではない浮原島に降りたら大変です」

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