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安倍首相が年頭所感で“明治礼賛”! 明治維新150年キャンペーンで長州支配と大日本帝國憲法復活を煽動

首相官邸HPより


 今年の年頭所感はきっとアレだろうな、と思っていたら、やっぱりアレだった。安倍首相は冒頭からいきなりこう切り出したのだった。

〈本年は、明治維新から150年の節目の年です。〉

 そう、このところ躍起になっている“明治維新150年押し”を年頭所感でも全開にしたのだ。しかも、安倍首相はこの所感の中で、明治時代の日本を手放しで称賛し、なんと明治の精神をこれからのモデルにしようと国民に呼びかけた。

〈150年前、明治日本の新たな国創りは、植民地支配の波がアジアに押し寄せる、その大きな危機感と共に、スタートしました。
国難とも呼ぶべき危機を克服するため、近代化を一気に推し進める。その原動力となったのは、一人ひとりの日本人です。これまでの身分制を廃し、すべての日本人を従来の制度や慣習から解き放つ。あらゆる日本人の力を結集することで、日本は独立を守り抜きました。〉
〈未来は、私たちの手で、変えることができるのです。
 すべては、私たち日本人の志と熱意にかかっている。150年前の先人たちと同じように、未来は変えられると信じ、行動を起こすことができるかどうかにかかっています。〉
〈2020年、さらにその先を見据えながら、自由民主党は、新たな国創りに向けて、国民の皆様と手を携え、改革を力強く進めていく決意です。〉

 改めて言うまでもないが、明治の日本=大日本帝国は、安倍首相が礼賛するような美しいシロモノではない。明治維新によってそれまでの武士中心の封建制を脱したことはたしかだが、そこでできあがった体制は、天皇を神と崇め、国民は天皇のために命を捧げることを強制される絶対君主制国家だった。人権は著しく制限され、貧困者や女性の参政権も認められず、身分制も根幹は解消されないまま。富は財閥と大地主に集中し、庶民は徹底的に搾取された。また、対外的には帝国主義国家として、数々の侵略戦争を引き起こし、多くの国の人間の命と自由を奪った。しかも、この体制はその後、80年にわたって続き、神国日本というカルト的な思想によって日本自体も滅亡の危機に追い込んだ。

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