考えてみると、これは画期的なことではないだろうか。これまでジャニーズタレントと熱愛が発覚した女性タレントは数多くいたが、彼女たちはこぞって沈黙。ファンからバッシングを受け、ジャニーズからの妨害、圧力などで破局を余儀なくされてきた。
たとえば、長い間、交際が公然と囁かれた稲垣吾郎(元SMAP)と菅野美穂、森田剛(V6)と上戸彩、坂本昌行(V6)と中澤裕子といった数々のカップルが、結婚の壁を超えられず破局していった。また元女優と同棲が報じられた大野智はファンの前で『もう一切会わない』と宣言させられ、岡田准一(V6)と宮崎あおいの“略奪愛”も報じられることはない。
さらに、嵐の松潤と“二股吉キチク交際“を強いられていた葵つかさにいたっては、ファンや御用メディアから強烈な”売名バッシング“を受け、SNSやイベント中止、さらには引退宣言するまで追い詰められた。一方、事務所の反対を押し切り交際を続けたKAT-TUNの田口淳之介やデキ婚した赤西仁は事務所退所を余儀なくされている。
まさに、個人の恋愛の自由を力で押しつぶすジャニーズ事務所のやり方に、誰も逆らえず、沈黙を強いられ、そのまま泣き寝入りしてきたのだ。もちろん最大の犠牲者は、事務所に逆らえず煮え切らないジャニーズタレントたちでなく、その結果、性の道具のように捨てられてきた女性たちだ。
そんな中、今回、小島はジャニーズと対抗できる実力者の和田を通じて、その関係をきちんと公にした。おそらく、一部のジャニーズファンからは筋違いの批判の声が上がるだろうが、しかし、そもそもは、相手がジャニーズ所属だからといって、交際を否定したり、沈黙を強いられることのほうがおかしいのだ。それを打ち破ってなんとか関係をオープンなものにしようとした小島の姿勢は「よくやった」とほめるべきだろう。
今後、ジャニタレとの熱愛が発覚した女性タレントたちは、今回の小島の行動を見習ったほうがいい。自ら告白できないなら、ワイドショーのMCやスポーツ紙にさりげなくリークして、どんどん交際をオープンにする。それが、ジャニーズタレントから性の道具として使い捨てされない最大の対抗手段なのだから。
(林グンマ)
最終更新:2017.10.29 07:34