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田崎史郎が“大義なき解散”に珍擁護連発!「大義は安倍政権の力を強めること」「ミサイル発射は数日前にわかる」

 森友・加計疑惑封じをはじめ、自分たちの党利党略で約600億円もかかるといわれる衆院選に踏み切る。この暴挙について、本日放送の『ひるおび!』では片山善博・前鳥取県知事が「権力乱用・憲法違反解散と名付けたい」と強く批判。昨日の同番組でも政治評論家の伊藤惇夫が「解散権をこれだけ自由に振るえる国って世界中見てもそんなにない」と批判したが、すると田崎氏はいけしゃあしゃあと「じゃあ憲法改正しますか(笑)」などと返答。その上、きょうもこのように言い放ったのだ。

「政治はね、しょせん党利党略なんですよ。党利党略考えない人こそおかしい」

 しかも、田崎氏は「森友・加計疑惑隠しのための解散では?」という声に対しても、「(選挙は)加計隠しということで闘うわけじゃない」(『モーニングショー』18日放送)とトンチンカンな反論。安倍首相自ら「選挙の目的は、加計隠し」などと掲げないのは当たり前だろう。しかし、田崎氏は「モリカケ疑惑隠し」という批判は野党の作戦だとして、「(安倍首相は)森友・加計問題については選挙を通して説明していく」「総理の演説のなかで少し触れるんじゃないか」と言うのだ。

 まったくバカを言え。限られた人相手に一方的に話すだけの演説で少し触れることのどこが説明なのか。説明をすると言うのなら正々堂々と国会でやればいいし、実際、そのために野党は臨時国会の開催を憲法に基づいて要求してきた。そうした憲法を無視して国会も開かずに、その上、国会冒頭で解散して選挙で説明するなど、言語道断だろう。

 事実、田崎氏は一方で内閣支持率回復の理由について、「国会開いていないこと」とし、笑みを浮かべながらこう語っている。

「野党が追及する場面がないわけですから。そういう報道も少ないでしょ?」(『グッディ!』18日放送)
「野党が安倍総理を追及して、安倍総理がちょっと変な発言してしまう。そういうことがなかったことが大きいと思いますね」(『モーニングショー』19日放送)

 つまり、解散の理由は「モリカケ疑惑隠し」が第一ではないと言いながら、その一方では、国会で疑惑の追及がおこなわれなかったからこそ支持率は回復したと認めているのだ。挙げ句、「報道も少ないでしょ?」などとメディアによる追及が少なくなり、疑惑隠しに成功したことを喜んでいるのである。

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