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経済界「極右&ヘイト」ミシュラン発表!(後編) 

JR東海からDHCまで…安倍政権と一体化して歴史修正主義や極右、ヘイト思想を撒き散らす企業経営者たち

●高須クリニック
ネトウヨを自認する院長の暴走がとまらない! ホロコーストの否定まで

極右度 ★★★★★
影響度 ?

 高須クリニックは「企業」という感じでもないが、院長の高須克弥氏の問題発言の連発ぶりを見ていると、やはりリストアップしておく必要があるだろう。

 熱烈な安倍政権の支持者である高須院長は、一昨年の安保法制の際もツイッターで〈平和ボケの若者を悲しく思います!〉と反対デモやSEALDsを攻撃し、韓国や中国に対しても「竹島くらい日本が制圧しちゃえばいいんだよ」「韓国の海軍なんてたいしたことないでしょ。自衛隊が本気を出せば制圧できる」「尖閣の上空を侵犯している中国の無人機だったら、警告をした上で撃ち落としてもいいじゃないの?」(「NEWSポストセブン」)と、タカ派丸出し。挙句の果てに、ナチスの賛美まで飛び出した。

〈ヒトラーは無私の人。ドイツ国民が選んで指示してた。ドイツそのもの。都合の悪いことは全部ヒトラーとナチスのせいにして逃げたドイツ国民はズルい!〉(原文ママ)
〈ドイツのキール大学で僕にナチスの偉大さを教えて下さった黒木名誉教授にお会いした。励まして下さった!嬉しい なう〉
〈ナチスはがんばる女性の支援に積極的でした。スポーツも振興してました。僕は変わってません〉
〈ナチスが消滅してもナチスの科学は不滅〉
〈南京もアウシュビッツも捏造だと思う〉

 ホロコーストの完全否定とは、社会的地位のある人間のセリフとは到底思えない“日本の恥”そのものだが、さらにはツイッターで「チョン」などと平気で口にするなど、差別意識も相当なもの。こうしたネトウヨ発言の連発には、さすがに高須院長の長男・力弥氏がツイッターで、〈高須クリニックのために院長が率先してマイノリティ差別をやめてください〉〈父は相手を挑発する目的で軽々しく差別語を発言する性格で、その点をなんとか改めてもらいたいと思っております〉と諌めるほどだった。

 しかし、この人はまったく反省する様子がない。最近もブログで、アパの歴史修正本問題発覚後に、恋人の西原理恵子氏とともにアパホテルに宿泊したことを報告し、〈書籍を撤去しないアパホテルの経営者を支援するのは日本人として当然のことだ〉〈早速著書熟読 何にも間違ってないよ 正しいことが書いてある〉と全面擁護している。

 このようにネトウヨ丸出しの発言を繰り返す高須院長の極右度は文句なしの★5。影響力のほうも、15年頃から極右オピニオン誌「正論」(産経新聞社)にもしばしば登場するようになって、ネタや冗談では済まなくなってきた。高須クリニックはテレビでもCMをガンガン流している有力スポンサーでもあり、テレビ朝日『報道ステーション』のスポンサーを安保法制反対デモの報じ方に怒って降りるという圧力行動も展開している。もしかしたら、そのうち影響力も★がどんどん増えてきたりするかもしれない。

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