しかも、ワイドショーによる石原問題の取り上げ方は、どこも似たり寄ったりのものだ。いま、各局とも豊洲問題を集中的に取り上げているのに、慎太郎の問題が発覚しても、話題が取り上げられるまでの動きは非常に鈍かった。さらには、あまりにも醜い前言撤回まで起こったのに、厳しい追及は行わず、触れる程度の扱いで済まされている。
ワイドショーはあれだけ舛添要一前都知事には執拗に「早く責任をとれ」と大合唱をしていたのに、相手が慎太郎になるとこの様。もし、慎太郎の一連の言動を舛添がとっていたならどうなっていたか。いまとはまったく違う様相を呈していたはずだ。
いかに慎太郎がメディアにとってタブーになっているのか、その実態は既報の通りだが、マスコミが相手によって態度を変えるような状態では、豊洲新市場問題の真相追及など夢のまた夢というものだろう。
(編集部)
最終更新:2017.11.24 07:00