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「AV出演強要」存否論争の中、人気AV女優・香西咲が「洗脳」されてAVデビューを強要されたと告発

 言葉巧みな洗脳の結果、青木氏と引き合わされた日から約1年後の11年6月、香西氏はAVデビュー作の撮影を行うことになる。

「青木に怒られるのが怖くて、嫌だとは言えない雰囲気になっていきました。一方で青木は『全力でお前の夢を応援する。だから俺だけを信じろ』と、優しく語りかける。最初の作品は『お前を売るための起爆剤だ』と説明されました。撮影が行われる頃には“思考停止”の状態になっていました」

 ツイッターではこの時、富士山近くの人里離れたスタジオで20人近くの男性スタッフに囲まれ、怖くて「ノー」と言える雰囲気ではなかったと綴っている(当該ツイートはすでに削除済み)。

 香西氏はAV出演強要が社会問題となっている今ならばこの問題の解決への道筋ができるのではと思い、つらい過去を告発した。「週刊文春」の次号では、AVデビュー後、さらに「スポンサーへの性接待」まで強要された過去を明かす予定だという。

 元AV女優で現在は作家として活動している川奈まり子氏が女優の人権を守るための団体の設立を宣言するなど、今回のAV出演強要問題については業界内での対応も行われており、今後どのような展開を見せるかは分からないが、いずれにせよまだまだ議論は続いていくことになりそうだ。
(田中 教)

最終更新:2016.07.13 09:41

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