蓮舫オフィシャルブログより
7月14日告示、31日投開票で決まった都知事選だが、実は安倍官邸と自民党が相当焦っているらしい。
「官邸は当初、橋下徹前大阪市長を推そうとしていたが、自民党東京都連が猛反発したため、様子見に変わった。次に嵐・櫻井翔の父親である桜井俊総務省事務次官を擁立しようとしたが、本人が固辞。まだ、あきらめたわけではないようですが、もしこのまま2人とも擁立できず、民進党の蓮舫代表代行が都知事に立候補したら勝てないかもしれない、と相当な危機感を抱いているようなんです」(全国紙政治部記者)
そのため、官邸が仕掛けているのが、蓮舫へのスキャンダル攻撃。実は、ここにきて内閣情報調査室が、蓮舫の政治資金とプライベートを徹底的に調べ始めたという情報も入ってきた。
内調といえば、本来は、国家を揺るがすような重要政策や海外情勢、経済情報の調査をする機関で“日本版CIA”というフレコミだったが、第二次安倍政権発足後は、完全に官邸の政敵を追い落とすための謀略機関と化している。
たとえば、2014年、安倍内閣の大臣に就任した小渕優子と松島みどりに公職選挙法違反が発覚した直後、読売新聞が民主党(当時)幹部の政治資金問題を書き立てたが、これは内調の仕掛けだった。
また、「保育園落ちた」ブログの一件を国会質問して安倍首相を追い詰めた山尾志桜里衆院議員が民進党政調会長に大抜擢された直後、「週刊新潮」(新潮社)に山尾議員のガソリン代問題が掲載されたが、これも内閣情報調査室が調べ上げたものを「新潮」にリークしたといわれている。
「内閣情報調査室のトップ・北村滋内閣情報官は今、今井尚哉首相秘書官に次ぐ安倍首相の側近ですからね。北村氏は警察庁の公安出身で、第一次安倍政権の時の首相秘書官をつとめていた。その頃から安倍首相のおぼえめでたく、日本版NSC立ち上げにも深く関わっている。第二次安倍政権の内閣情報官になってからはもっと関係が緊密になった。それまで、内閣情報官が首相に報告をあげるのは2日に1回程度だったんですが、安倍政権ではほぼ毎日、日によっては1日に何回も会っている。明らかに官僚の職分を超えた関係です。そして、北村氏は政局の節目では、必ず組織に命じて、民進党をはじめとする安倍政権の政敵を叩くための情報をかき集め、御注進しているんです」(全国紙政治部記者)