小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

前田敦子の『毒島ゆり子』よりエグい、NHK女性記者の安倍首相“籠絡”の手口! 安倍の近所にマンション購入

 そして、この政治評論家は、岩田氏が安倍首相に食い込んでいったのは「安倍首相本人との関係より、母親・洋子氏の存在が大きい」という。

「岩田さんは安倍さんが官房副長官の頃から、洋子さんのところに日参して、気に入られたんだよ。近くにマンションを買ったのも、洋子さんの世話をするため。岩田さんが安倍さんのマンションに出入りしているのも、別の階に住んでいるお母さんに会いに行っているんだよ。こうやって、洋子氏との関係を深めて、どんどん安倍首相と関係を深めていったんだよ」

 実際、岩田氏は「文藝春秋」が安倍首相の母親・洋子氏をインタビューしようとした際、洋子氏から指名を受け、インタビュアーをつとめるくらい(16年6月号)、全面的な信頼を得ている。実際、洋子氏はことあることに、安倍首相に「岩田さんに頼みなさい」とアドバイスをしているとも聞く。

 一昨年年5月に開かれた『安倍晋太郎氏を偲び安倍晋三総理と語る会』では、安倍首相が周囲に「岩田さんに怒られてしまった。彼女は怖いですよ〜」と笑顔で語ったことが話題になったが、おそらく、安倍首相にとって、岩田氏は、母親の代理人のような存在になっているのだろう。

 取材対象のマザコンぶりを見抜いて母親を籠絡する――その手口は見事としかいいようがないが、しかし、感心してはいられない。ドラマなら「すごい」ですむが、岩田氏は現実の政治で、権力者と癒着し、公共放送で世論誘導を行っているのだ。

 たとえば、安保法制の強行採決の際もそうだった。国論を二分した安保法案が参議院で可決された後の局内討論会でも、岩田氏は「安倍首相は説明を尽くしてきた」などと強弁。さらに70年談話発表の後に放送された『解説スタジアム』では、“日本の指針に影響を与えた出来事は何か”という質問に対し、ほかの解説委員は「政権交代」や「イラク戦争」と答えたが、岩田氏はただ1人「安倍首相の米国での議会演説」と回答するなど露骨な安倍ヨイショを口にした。

「しかも、岩田さんは安倍首相の意を受けて、報道局全体に圧力をかけ、上層部と通じる形で人事にも口を出している。局内では、安倍政権に批判的なキャスターや記者がかたっぱしから外されているのは、岩田さんのチェックが上に上がっているのでは?との声まであるほどです」(NHK関係者)

 さらに、最近の岩田氏はフィクサーのような役割まで演じている。“ネトウヨ脳”津川雅彦と安倍首相を引き合わせ、津川氏を「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」座長に抜擢させたのも、岩田氏らしいのだ。

 こんな記者が公共放送にいるのだから、公共放送が“安倍サマのNHK”と化しているのも当然だろう。しかも、その裏には、本人だけでなく、母親との癒着がある。そういう意味では、ドラマなんかより、現実のほうがずっとおぞましい、というべきかもしれない。
(田部祥太)

最終更新:2017.12.05 10:08

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。