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「正論」愛読“保守女子”の推しは小籔千豊とつるの剛士!「向井理と五郎丸に靖国参拝してほしい」願望も

「歴史好きの「歴女」、山登りが好きな「山ガール」風にいうと、保守系女子ではなく、「おめざ女子」かな。「平和」だけを言っていればいいというお花畑思考や反日的な歴史の見方から目覚めた、という意味です」
「「お気づき女子」、格好よくいうと「インテリジェンス女子」(笑)かな。私も「保守系女子」じゃない方がしっくりくる」

「おめざ女子」に「お気づき女子」……。ネーミングにそこはかとなく漂うオヤジ加齢臭が気になるが、まあそれはいい。むしろ、彼女たち(もちろん、「正論」の脳内にいる非実在女子である可能性は否めないが)が「おめざ女子」になったきっかけというのが、今回の出席者5名のうち2名が「KAZUYAさんの動画」と言っている点のほうが引っかかる。

 KAZUYA氏といえば、先日、著書が回収騒ぎとなったケント・ギルバート氏(詳しくは過去記事を参照)も信用を寄せる人物だが、彼はYouTubeやニコニコ動画に反日攻撃動画を続々と配信しているネトウヨ・ユーチューバー。有象無象のネトウヨ系まとめサイトと見粉うような陰謀論を展開することで知られているが、保守女子たちは「KAZUYAさんは保守だとか右寄りとかそういうんじゃなくて、日本が良くなればいいと思ってるんですって」ともちあげている。よくこの程度のメディアリテラシーで「インテリジェンス女子」を名乗ったものだ。

 で、そんなネトウヨ汚染された彼女たちが注目している芸能人は、つるの剛士に小籔千豊だという。

「安保法制の議論があった時に「『反対反対』ばかりで「賛成」の意見や声も聞きたい」「賛成派だって反対派だって平和への想い、戦争反対の想いは同じ」とツイートしてて、「おっ、隠しているけれど、この人保守かも」と想像するようになりました(笑)」
「つるのさんには、もっとメディアに出てほしいなあ」
「お笑いタレントの小籔千豊さんにも注目してます」

 多くの芸能人が安保法制反対を叫んだ一方で、賛成派は手薄だったことを考えるとネトウヨがつるのに期待しているのはよくわかる。しかも、つるのはツイッターで、

〈僕の小学校時代(大阪、高槻)は国旗掲揚、国歌斉唱廃止、「皆平等」ということで運動会の点数制度廃止、何故か隣国の事を学ぶ授業。今考えればかなり偏った教育を受けていた地域、時代でした。イチ先生の歪んだ思想に多数の子供達を巻き込まないで頂きたい。断固。〉

 と、ネトウヨ思考を披露。まさに「おめざ男子」といった感じだが、一方の小籔って、それは保守女子たちが前号でやり玉に上げていた「上から目線」「女に偏見もちすぎ」に当てはまる人物なはずなのだが……。

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