安倍首相、フツーの視聴者への説明は?(YouTube「自民党公式チャンネル」より)
またしても大爆死──。昨日お伝えした、安倍晋三首相による「ニコニコ生放送」の来場者数問題だが、昨晩の放送ではさらに数を減らした。
この放送は、「安倍さんがわかりやすくお答えします! 平和安全法制のナゼ? ナニ? ドウシテ?」と題し、安保法制について「国民に理解を求めるため」に行われているもの。昨晩の第3夜のテーマは「自衛隊員は危険にさらされる?」というものだったが、国会と同様、「自衛隊はすでに1800人の殉職者を出している」と発言。いや、それは任務中の事故などで命を落とした数で、戦闘に巻きこまれて亡くなった人は1人もいないから、と総ツッコミを受けたのもなかったことになっているらしい。
一方的な言い分ばかりを垂れ流すこの放送で国民に説明をできていると考える神経にはほとほと呆れるが、問題は来場者数。第一夜目の7月6日はたったの10649人で、2夜目も12233人と少なかったが、昨晩はさらに数を減らし、10606人だった。ちなみに、放送終了時の人数は9741人。実質、放送を観た人は1万人すら切っている。
じつは2夜までの低来場者数に焦った自民党本部が、昨晩の放送から動員をかけているとの情報があった。しかし、蓋を開けてみればこの人数。だが、おかしなことに、寄せられるコメントは前2夜と比べても圧倒的な安倍支持の声ばかりで、「安倍さん愛してる、いつも信じてるよ」「涙が出た」「安倍さんお慕いしています♥♥」「自民党万歳!」「憲法が間違っています」などなどといった気持ちの悪い絶賛コメントで覆い尽くされていた。