このカノジョとは古閑のことだと思われるが、しかし彼はしばらくすると、帰国したのでとデートに誘ってきた。
〈「どういうことだろう?」って私は考えた。誘ってくるってことはカノジョと別れたってこと? でも、まだ一度も会ったことがない人にそこまで突っ込んで聞くことはできない〉
MALIAはデートの誘いに応じたが、ダルの様子はそれまで抱いていたイメージとは違っていた。
〈クールで無口な人かと思っていたら、関西弁でポンポン、ポンポン、おもしろいことを言って笑わせてくれる。とても楽しい人だったのだ〉
女性を楽しませることに関してダルは凄腕だったのだろう。彼に惹かれたMALIAは彼とデートを重ねた。しかしそんな時に週刊誌にMALIAと彼のデート現場がスクープされた。しかも記事を読むと、彼はカノジョと別れてはいなかったことも分かった。
〈「いや、だからまだカノジョとは終わってなくて……」
「カノジョと終わらないとデートはしないよって最初に言ったよね?」
「ホント、迷惑かけてすいませんでした……」〉
こうして2人の関係は終わったが、カノジョのことを曖昧にしてMALIAに近づくちょっと卑怯なダルと、二股だと分かりきっぱりと別れを告げるMALIAのコントラストが印象的だ。
「ウワサになった彼との真相」と題されたほんの3頁ほどの短い文章だが、しかし一種の暴露には違いない。その後MALIAは「彼とは、ホントに何もなかった」などとことあるごとに釈明もしているが、なぜわざわざ「何もなかった」と言い張るダルとの関係を蒸し返すのか。
いや、ここ最近、MALIAはバラエティなどに出演し、ダルをはじめ、過去の男性遍歴について暴露話を連発している。例えば2月3日の『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)では、ダルの交際相手がMALIAの前夫のKIDの実妹だったことを聞かれ「どういうこと? ウケる。間違い探しかと思った」などとコメント。一方で「何度がご飯を食べたくらい。付き合ってないのに」と交際を否定している。