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アムウェイにキラキラ・ロハス女子が急増中で新たな危険性を指摘する声

 実際、冒頭のAさんも、そうした手料理パーティなどの参加をきっかけにアムウェイに登録したひとりだ。

「私が登録したきっかけは、野菜ソムリエの資格を持った知り合いのススメがあったからでした。最初は、『アムウェイ』ってマルチでしょう?と疑っていたんですが、手料理パーティやサプリメントの勉強会などに参加していくうちに、『あれ? なんだかみんな素敵な女性ばっかり!』って気がついて。もともと美容には興味があったので、それからは積極的に“情報を取りに行く”ようになりました。アムウェイには、目標にしたいキラキラ女子がいっぱいなんですよ!」

 一方、別のディストリビューターのBさんは、こう打ち明ける。

「アムウェイと出会ったのは、大学4年生で就職活動に悩んでいた時でした。私、ロハス系のカフェを経営することが夢なんですが、カフェでアルバイトをしながら勉強するとなると収入に不安があるし、かといって、OLになって貯金をしても、カフェの勉強にはならないし……と悩んでいて。そんな時に先輩からススメられたのがきっかけで、登録したんです。アムウェイならアルバイトをしながら副収入が得られるし、定期的に行われている会合には、同じような夢を持ったおしゃれな人たちが集まっているので、カフェのオープンに向けて色んな意見を聞けるのもプラスです」

「日本でも、アムウェイ会員限定でジェニファー・ロペスのライブがあったり、決起集会のような大きなパーティがあったり、ほかでは体験できないことも多いです。グループのみんなでハワイに行ったり、キャンプやバーベキューなんかも頻繁で、サークル活動みたいなもんです」

 聞いていると、わくわくするような楽しそうな話ばかりが飛び出すが、しかし、いくら“キラキラ”な雰囲気に包まれているとしても、そのビジネスモデルの基本は社会問題になった90年代半ばとそう変わりはない。多くの会員は商品を自ら大量に買い込んでいるのが現実だ。

 実際、Aさん、Bさん共に、アムウェイに登録してすぐに、まずは化粧品を一新。その後、シャンプーにトリートメント、洗剤類に食品、サプリメント、さらには浄水器なども購入したという。日用品とはいえ、ドラッグストアやスーパーで購入するものよりは明らかに値の張るものばかり。浄水器に至っては10万円以上もする品だ。

「まずは自分が使ってその良さを実感してからでないと人にはススメられないので……。それに、化粧品って、結局お金をかけているものなので、違和感なく入りましたね」(Aさん)

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