まず「ポスト」だが、先述した「20代を抱いて死にたい」騒動からもわかる通り、とにかく「若い娘とのセックス(浮気含め)」を徹底して推奨している。
14年6月6日号では、「死ぬまでセックス」シリーズ開始から1周年ということで、「死ぬまでSEX完全総集編」をぶち抜き16ページで特集していたのだが、そこには“60歳超えた恋は不倫じゃない!”という完全に開き直ったフレーズが躍り、続いて“「私たち、70代&60代としちゃいました」20代・30代美女の「こんなの初めて」告白”が掲載されるという案配だ。
〈彼女たちは「若い男よりも年配男性のほうが絶対にいい」と口をそろえる。(中略)女性は前戯やキス、雰囲気作りといった様々な要素を含めたものがセックスだと捉えている。年配男性は、その「様々な要素」を満たしてくれるというのだ。〉
〈「若い男が相手だと平気で“お前デブだな”とかいうので、すごく恋愛に臆病になっていたんです。だけど少し前にお付き合いした67歳の彼は違った。“こんなに柔らかくて女性らしい体、抱きしめられて幸せだ”と本気で褒めてくれた」(25歳0L)〉
さらに同特集には「不倫調査員がこっそり伝授!これがバレない完全不倫マニュアルだ」なるコラムも掲載されるなど、徹頭徹尾「まだまだ若いコとヤれる」という煽りが満載なのである。
一方、これに対して、「週刊現代」が力を入れているのが、長年連れ添った妻とのセックスだ。「ED治療薬のおカネは、夫婦を維持する必要経費です」など、セックスレス状態を解消し、充実したシニアセックスにつなげようという記事が頻繁に掲載されている。
しかも、そのために、妻のセックステクニックを向上させる企画「セックスレス一発解消!妻を家庭内「風俗嬢」にしよう」という記事の中には、夫にナースプレイを覚えさせられてしまったという人妻のこんな体験告白も掲載されている。