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玉川徹が処分されるなら貴方たちは? 玉川を攻撃する橋下徹、三浦瑠麗、ほんこんのもっと悪質なデマを垂れ流した過去

安倍元首相銃撃で“スナイパー小屋”デマを拡散させたほんこん 米・連邦議会議事堂乱入事件でも陰謀論

もうひとり、閉口せずにはいられないのが、ほんこんだ。ほんこんは玉川氏のコメントに対し、自身のYouTubeチャンネルで「やり玉に挙げられた菅前首相には謝ったんか」「すべてのディレクターに謝罪せなアカンで。編集として、政治的意図を隠すようなことをしたらあかんちゃうの」「胸クソ悪いと思います」と批判を展開させた。

まったく、どうしてほんこんが他人をとやかく言えるのか。ほんこんといえば、最近も“安倍元首相が銃撃された近くのビルの屋上にスナイパー小屋があった”とするネット上のデマに飛びついて拡散させ謝罪に追い込まれたばかりだが、公共の電波でもデマや陰謀論を飛ばしているネトウヨ芸人の筆頭株。実際、米・バイデン大統領の就任式の際には、『正義のミカタ』(朝日放送)において、連邦議会議事堂乱入事件について「警官の方が招き入れている映像も残ってる」「ANTIFAっていう証言も出ている」などと発言。ネット上では「BPO案件だ」という声があがった。

 しかも、ほんこんはデマや陰謀論を垂れ流すだけではなく、ネットリンチ・差別攻撃を招くような行為もおこなってきた(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2020/08/post-5605.html)。また、テレビでも新型コロナの危険を矮小化するコメントを繰り返し、挙げ句、『モーニングショー』でコロナ死亡者数が増加していることを取り上げていた最中に〈死者 何歳? 言って欲しい〉などとツイートし、「高齢者なら死んでも仕方がない」と主張しているとしか受け止めようがない投稿をおこなった。ほんこんこそ「胸クソ悪い」言辞を繰り返してきた人物ではないか。

 このように、玉川氏を批判する当人が揃いも揃ってデマを飛ばし、三浦瑠麗氏やほんこん氏にいたっては「BPO案件」級のデマを公共の電波で垂れ流していたのだ。しかも、玉川氏とは違い、飛ばしたこれらのデマについて訂正も謝罪もしていないのである。

  そして、これほどのニセ情報を流すような人物であるにもかかわらず、番組を降板するどころか、いまだにしゃあしゃあとテレビに出演しつづけ、コメントを発している。その答えは一目瞭然で、彼・彼女らは政権側につき、政権を擁護するコメンテーターだからだ。

  実際、今回の玉川氏の問題だけにかぎらず、テレビで政権批判をおこなう人物にはネトウヨが大挙して押し寄せ猛批判をネット上で繰り広げ、官邸はテレビ局に圧力をかけ、国谷裕子や古舘伊知郎、岸井成格、有馬嘉男などキャスターが降板するという事態が繰り返されてきた。その一方で、権力監視というメディア人の役割を捨てて政権擁護ばかりを口にするコメンテーターがデマを飛ばしても、不問に付されてきたのだ。

  政権批判をおこなうコメンテーターはいなくなり、御用番組ではフェイク流し放題──。今回の一件で、この国のテレビは独裁国家のような状態に近づきつつあることがまた明らかになったと言うべきだろう。

最終更新:2022.10.06 09:41

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