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ただの下ネタ『ドキュメンタル』を「本物の笑い」という松本人志、宮迫博之、フジモンの勘違いぶり

松本人志は「あれは下ネタではない、アートですよ」と

 また、これは能町みね子氏が指摘していたことだが、出演した女芸人を常軌を逸した下ネタに巻き込むことで、セクハラになってしまっているという問題もある。

 たとえば、シーズン4では、黒沢かずこ(森三中)が他の芸人たちのノリについていけず「男社会だなぁって…」と泣き出すという一幕もあった。しかも、その黒沢に藤本敏史がすかさず、他の芸人が「やった?」というセクハラ丸出しのストレートなツッコミをし、そこから、黒沢と藤本がシックスナインの格好をする即興コントが始まってしまう。

 この後も、宮迫博之が局部を出したり、井戸田潤(スピードワゴン)が陰茎を出したうえその場で放尿したり、千鳥は大悟とノブの二人が全裸になって漫才を披露する下ネタが連続。そして、ゲーム終了寸前には黒沢も空気入れを肛門に入れようとする流れになってしまう。

 黒沢に訊けば「セクハラではない」と言うかもしれないが、どう見ても女性に下ネタを強要するセクハラとしか思えないものだった。

 実際、この過剰な『ドキュメンタル』の下ネタには、視聴者からも〈ドキュメンタル次回は流石にもう下ネタ自粛して欲しい。シーズン4はライン超えすぎ。笑いよりもただただ下品さが勝ってきてるから〉といった批判が出てきている。

 地上派放送でなく有料ストリーミングサービスだけの番組のことをいちいちポリコレ的にチェックするつもりはないが、少なくともこれが「本物のお笑いを追求する場」とはとても思えない。

 しかし、当の松本はまったく反省している様子はない。シーズン4エピソード1では「よく下ネタがこの番組はひどいって言いますけど、僕はいっさい下ネタなんてないと思ってますからね、この番組に関しては。あれは下ネタではないですよ。アートですよ。芸術をもうちょっと理解してもらわないと」と半ば開き直った発言をしていた。

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