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自民党がネトサポ緊急総会で他党叩きをアドバイス! “従軍慰安婦像の辻元清美”も“人民解放軍姿の志位和夫”も「個人の判断で」と

“他党候補者を公選法違反で通報するべし”と明言も!

 司会者も「(緊急総会は)ネット中継されてますからね(笑)」。ようするに、“そういうことは裏でやりましょう”と言っているようなものではないか。

 さらに、暗澹としたのはこんな質問が飛び出したときのやりとりだ。

「ツイッターなどで、名前入りのタスキを堂々として、まあ共産党ですけど、ああいうものが、流れていて、警察はそれに対してなんら行動は起こさないんでしょうか? なぜ起こさないんでしょうか?」

 「共産党」と名指ししたところで会場が笑いに包まれるなど、まさにネトウヨ丸出しだが、これに対して司会者は通報を推奨。しかしネトサポはどうやらもう通報スミらしく、「通報をしても、現実に(公示日前の実名入りタスキが)続いているということは、警察はなにも動いていないと認識できますよね」としつこい。

 すると司会者は、「通報をしないと(意味がない)」「警察の動きについてこちらではどう考えているかわからないんですけども、もし、違反してたら、これは違反ではないですか?ということで、問い合わせというか、警察の方に連絡することはできると思います、はい」と、はっきりと“他党候補者を公選法違反で通報するべし”と明言したのだった。

 さらに、笑ったのは、平ネットメディア局長のこんな発言だった。

「たしかにツイッターで見ますよね、他党のかたで。あれは、アウトです。ただ、なんかもう、確信犯ですよね。それは運用のところでちゃんとやってもらわなければいけませんけど。ぜひ見かけたらですね、地域の警察なりに言っていただければ効果があります。一方で、向こうがですよ、悪意を持って、こっちの候補者がその、名前が入っていないタスキをやってても、いまデジタルでどうにでも加工ができて、そういうフェイクニュースみたないのもいっぱい出回るので、気をつけなければならないのはフェイクニュースにのっかるとカウンターパンチをもらうので、ですからファクトとかソースとかをよく見てもらう。自分の目で見ればそれは確かですから」

 他党の候補の違反は「通報しろ」と言いながら、自党の候補については、違反があっても「フェイクの可能性がある」などと言い張る。というか、他党を中傷する呼称や悪質なコラ画像を使ったネット工作を推奨しておいて、よくぬけぬけと「ファクトとかソースをよく見てほしい」などと言えたものである

 いずれにせよ、こうしたネトサポのリアルなトンデモ発言と、平ネットメディア局長の発言からわかるのは、J-NSCは単なる自民党の別働広報部隊ではなく、バリバリのネトウヨが組織化された集団であるということ。そして、自民党はこの安倍シンパのネトウヨたちを使って、自ら直接手を汚さずに、「立件民主党」とか「手榴弾を投げる人民解放軍姿の志位和夫」画像みたいな誹謗中傷、品性下劣なネガティブキャンペーンを行なっているということだ。

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