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スマスマで東日本大震災を支援してきたSMAPが熊本大地震には沈黙 もうSMAPには無理なのか?

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熊本大地震発生の後の『SMAP×SMAP』に密かな注目が集まっていたが…


 4月14日、さらに16日と大きな揺れに見舞われた熊本大地震では、18日現在、42名もの死者と1000人超の重軽傷者、19万人もの人びとが避難所で不安の募る生活を余儀なくされている。18日20時42分ごろにも最大震度5強の地震が起こったが、その他方、今回の地震では早々に民放がバラエティ番組を解禁し、緊迫した状況とは裏腹に安穏としたムードに包まれている。

 こんなときにバラエティなんてけしからん、などと言うつもりはない。だが、今回の地震は過去の経験則から外れており、多角的な検証が必要とされている。報道枠にとどまらない臨機応変な特別編成の番組、あるいは人びとの不安に寄り添う内容の番組がもっとあってもいいのではないか、と疑問を抱かざるをえない。

 そんななか、ひそかに期待していた番組がある。それは『SMAP×SMAP』(フジテレビ)だ。というのも、2011年の東日本大震災の際、『SMAP×SMAP』は震災後初の放送となる3月21日に、「いま僕たちに何ができるだろう」と題して生放送を決行。視聴者からFAXを募集し、いま、みんなができる支援のあり方をSMAPメンバーがフリートークで語り合ったからだ。

 このころ、もうすでにドラマもバラエティ番組も通常通り何事もなく放送していた。『SMAP×SMAP』も収録済みのVTRはあった。だが、あえてSMAPは生放送を選び、「何ができるかを考えよう」と呼びかけた。杓子定規ではないその放送の意味は大きかったはずだ。

 解散騒動以来、ぎくしゃくとした空気で進行されている『SMAP×SMAP』ではあるが、きっと今回も、SMAPは立ち上がるのではないか……。そんな淡い期待を寄せて18日の放送を視聴したが、残念ながら、上戸彩をゲストに迎えたいつもの通りの「ビストロSMAP」と新企画のマジックのコーナー、いきものがかり出演の歌のコーナーという内容。番組最後には、いつものメンバー5人による東日本大震災の支援金受付メッセージがあったが、つづいて画面に文字のみで『この度の「平成28年熊本地震」により被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます』という文面と義援金募集の情報が流れただけ。熊本大地震にかんするメッセージがSMAPから発せられることはなかった。

 なぜ、SMAPは東日本大震災に直面したとき、あえて生放送を選んだのか。その理由は、番組中のメンバーたちの言葉を聞けば理解できるものだった。

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