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蛭子さんが裏切った? 安保法制反対だったはずなのに『ワイドナショー』で松本人志の安保賛成表明を称賛!

 おい、おい、である。これまで蛭子は戦争や安保法制に対し、さかんに発言してきた。それは一貫して「戦争反対」「安保反対」というものではなったのか。

 例えば、昨年6月24日の朝日新聞では、集団的自衛権についての取材を受け、戦争は断固として反対だとしてこんなコメントをしている。

「正直、難しいことはよく分かりませんが、報復されるだけなんじゃないですか。 『集団』っていう響きも嫌いですね。集団では個人の自由がなくなり、リーダーの命令を聞かないとたたかれる。自分で正しい判断ができなくなるでしょ。(略)手を出すと倍返しされ、互いにエスカレートして、ナイフを持ち出すことになりかねません。歯止めがかからなくなり、最後には死を想像してしまう。漫画ならいいけど、現実に起きてはいけない」

 また、著書『ひとりぼっちを笑うな』(角川oneテーマ21)でも、「ここ最近の右翼的な動きは、とても怖い気がします。安倍首相は、おそらく中国と韓国を頭に入れた上で、それ(集団的自衛権)をとおそうとしているのでしょうけれど、僕はたとえどんな理由であれ、戦争は絶対にやってはいけないものだと強く思っています」と集団的自衛権反対を強く表明していた。

 それなのに、なぜ一体──。

 いや、しかしそれこそが蛭子さんの蛭子さんたる所以かもしれない。蛭子さんがテレビに出るのは別に自分の考えを主張するためではない。「マンガを書くより全然ラクにお金を稼げる」からだ。

 しかも、空気を読まないとよく言われる蛭子さんだが、人と争うのはもっと嫌い。だから、すぐに長いものに巻かれてしまうし、テレビ番組では、あくまでヘラヘラと周囲に同調する。それが蛭子さん個人にとっての“平和”なのだろう。

 だから、この発言もたんに、番組で一番の権力者である松本にテキトーにあわせただけで、まったく信用できない。『芸能界 蛭子目線』(竹書房)という本では、共演した有吉弘行を「必死」、坂上忍を「キャラ」と一刀両断したように、後になって松本批判をする可能性も大いにある。

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