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安倍首相と小池百合子はやっぱりお仲間! ニコ生で、安倍「小池さんとまったく同じ意見」小池「安倍政権との違いは受動喫煙」

安倍政権との違いを問われた小池百合子の回答は「受動喫煙」

 無論、この小池代表によるアシストに気分をよくしたのは安倍首相だ。安倍首相は共産党を「無責任」と言い放ったあと、すかさず手を挙げて「小池さんとまったく同じ意見」とつづけた。

 さらに、立憲民主党の枝野幸男代表が、小池代表がもち出したドイツの憲法改正について“内容は手続き的なものばかり”であることを指摘し、一方、自民党の憲法改正草案では「臨時国会は要求から20日以内に召集」としていながら今回、それに応じなかった二枚舌的態度を問いただしたが、安倍首相は「手続き論よりも国民の安全を担う自衛隊の職務、命がけで日本人の命を守るんですよ、志位さん」などとまた矛先を共産党に戻したのだ。

 ドイツの憲法改正を引き合いに出した小池代表こそ、この「手続き論よりも」という安倍首相の発言に疑義を呈するべきだが、もちろん小池代表はそんなことはしない。他方、「憲法改正」や「原発再稼働の容認」といった小池代表の姿勢について、志位委員長から“自民党と同じでは”と疑問が出ると、小池代表は「私は安倍政権で防衛大臣に任命された」とし、安全保障政策で安倍首相と「違いはない」と発言。そして、こう言ってのけたのだ。

「何が違うかと言うと、しがらみがないということであります。新しい党であります。受動喫煙について考えていただきたいと思います」

 安倍政権との違いを問われて出てきた回答が「受動喫煙」。ようするに、安倍政権と小池新党の違いとは「受動喫煙防止」政策くらいしかないということなのだ。

「政権選択選挙」「安倍政権退陣」と謳いながら、そのじつ、政策は同じ。その上、一緒になって他党叩きに精を出す──。すでに希望の党は「第二自民党」であり、国会でも同じ態度に出るのはたしかだ。いや、ワイドショーなどでは「小池氏は安倍退陣に追い込んで次の首相と手を組むのでは」などと解説されているが、こうした姿勢を見せつけられると、小池代表と安倍首相と手を携えて改憲に乗り出すとしか思えない。

 きょうも13時より党首討論会がおこなわれるが、またも小池代表は安倍首相のアシスト役に回るのか。注視したい。

最終更新:2017.10.08 11:45

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