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長谷川豊はとうとう全番組降板も…背後にいた“医療自己責任論”を叫ぶ若手医者グループは逃走

〈病院で患者さんと対峙している多くのお医者さんは、少し違う印象を持っているそうです。
「はっきり言って大半の患者は自業自得」
「患者さん?お金にしか見えないですね」
「まー、人工透析を見てると、日本の未来はないってよくわかるwwww」〉

 また、ブログが問題になった少し後には、長谷川にこうした考えを吹き込んだとされる若手医師グループの名前も浮上した。そのグループとは、「医信」なる団体だ。

 同団体は今年6月17日に設立された社団法人。〈メディカルリテラシーの向上を旗として集った、現役の若手医師を中心としたグループ〉だという。代表理事のO氏(30代半ば)は、埼玉にあるクリニックの院長で、「医信」副理事のY氏(30歳前後)もO氏のクリニックに勤務している。

 長谷川はこの「医信」の理事を務めており、O氏やY氏とともに講演活動などを行っていた。そんなところから、長谷川の発言の裏にこのグループがいるのでは? という疑惑がもち上がったのだ。

「医信」は今回の騒動を受けて、先月26日、ホームページ上で見解を公表。〈該当記事自体の投稿に関しては、長谷川自身が義憤に駆られ、独自の取材と倫理的判断に基づき行ったものであり、当社団の公式見解ではありません〉と記している。

 だが、実はこの〈公式見解〉の5日前の21日、「医信」は公式Facebookで長谷川のブログを引用しながら、こんな投稿をしていた。

〈今回も予想とおり炎上中、笑。〉
〈ただ、「透析導入の第1位は糖尿病性腎症」、「透析には年間500万円のコストがかかり、それはすべて保険、税金から賄われている」などの事実は、医療社会だけでなく、一般社会でも周知の事実であるようにしていく必要があると思いませんか?〉(原文ママ。削除済み)

 また、このFacebookのコメント欄でも「医信」は〈正論とはいえ炎上しますよねー〉などと、長谷川に賛同する投稿していた。

 10月6日現在、「医信」のHPからは前述の「公式見解」以外のコンテンツに直接アクセスすることができなくなっているうえ、関係者のネット上のコンテンツもことごとく削除されているが、この集団は明らかに長谷川の主張を支持していたのだ。

 しかも、いろいろ調べてみたところ、この「医信」は代表のO氏自身も、長谷川と同様、典型的な「医療亡国論」「自己責任論」をがなりたてていることがわかった。しかも、デマだらけの……。

 たとえば、この騒動で閉鎖されてしまったが、O氏は個人のブログもやっており、3月20日、「日本の医療費って正直どうーなのよ!?〈前編〉」というタイトルの投稿をしていた。そこでO氏はこのように記している。

〈実は、日本の医療費はなんと40兆円をついに突破!
 2014年の日本の税収が52兆円くらいだから、僕らが稼いでせっせと払っている所得税、法人税、消費税、すべて合わせた金額の約80%が日本の一年の医療に使われているってわけ。。
 まじどーすんの、これ、涙〉

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