小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

menu

高浜原発再稼働差し止め判決で原発推進派がヒステリー!

武田鉄矢の「テレビ放映を短縮する覚悟ないなら原発に反対するな」発言を嗤う

takedatetsuya_150421.jpg
武田鉄矢公式サイトより


 今月14日、福井地裁が高浜原発3・4号機に運転差し止めの仮処分決定を下した。高浜原発3・4号機は原子力規制委員会が新規制基準に適合していると合格判定を出していたが、樋口英明裁判長は「新規制基準は緩やかすぎて、これに適合しても安全性は確保できない」とした。

 高浜原発の脆弱さは以前から指摘されており、普通に考えればじつに真っ当な審判が下っただけだが、原発推進派や保守系メディアはこれに大慌てで、一斉に樋口裁判長へのバッシングを叫んでいる。

「ゼロリスクを求めた非現実的なものだ」(「読売新聞」社説)「奇矯感の濃厚な判断である」(「産経新聞」主張)「専門家の発言に耳を傾けない姿勢は、まさに司法の暴走だ」(「産経WEST」関西の議論)

 そして、この列に加わったのが、松本人志がご意見番をつとめる『ワイドナショー』(フジテレビ系)と、同番組にゲスト出演した金八先生でおなじみ、武田鉄矢だった。

『ワイドナショー』は19日の放送で、高浜原発の裁判をニュースとして取り上げたのだが、レギュラー解説者の犬塚浩弁護士が「この裁判官は安全基準に対して大変に厳しい判断を下す」「電力会社側からは非常に不満の多かった、反論する機会を十分与えてくれない(裁判官)」「裁判官のある種の方向性が出た事件」と、まるで関西電力の言い分を代弁するかのような、解説を加える。

 すると、MCの東野幸治から質問をふられたゲストの武田鉄也がこうかぶせてきたのだ。

「原発が危険である、一旦事故が起こると取り返しのつかないことになってしまう、それはもう日本国民全員が懲りてる、っていうか十分知ってるわけですよね。だから原発は止めてしまおう、というのがもっとも正しい答えなんですけども、もっとも正しい答えのまま振る舞えない経済的な事情ってやっぱりあるわけじゃないですか。ですから“差し止め万歳”っていうふうに簡単にいきませんよね」

 さらに勢いづいた武田は、こう続ける。

「たとえば、私どもはテレビ局で仕事しておりますけど、テレビ局にやっぱり電力を消費しないために1日6時間、放送をやめるとかっていう覚悟が各局にあるかとか、そういうことまでも込みで考えて原発再稼働を認めずというような決心をすべきであって、国は間違ったことやってるぞ、はんたーい!という、そういう単純な話ではもうなくなったような」

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

カテゴリ別に読む読みで探す

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。

プッシュ通知を受け取る 通知を有効にする 通知を停止する