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2020安倍前首相の嘘とトンデモ発言総まくり(前編)

安倍前首相は「桜前夜祭」と「コロナ」でどんな“嘘”をついたのか 史上最悪の嘘つき総理ぶり全開、絶句するしかないトンデモ発言を振り返る

首相官邸HPより


 今年、連続在職日数が歴代最長記録を打ち立てた途端、辞職の意向を示した安倍晋三・前首相。だが、7年8カ月という長期政権に幕を下ろしても、いまだに全容解明にいたっていない疑惑、不正、問題が山積み。実際、辞任後には「桜を見る会」前夜祭問題で、ついこの前まで総理を務めた人物が東京地検特捜部に事情聴取を受けるという異例の展開となった。
 一方、当の本人はたったの約2時間、衆参議院運営委員会に出席しただけで「説明責任は果たした」と豪語。「年越しで国民はみんな忘れる」とでも考えているようだ。
 しかし、「前夜祭」問題のみならず、さんざん国民に平気で嘘をつきつづけた男を見逃すわけにはいかない。
 そこで、今年も本サイトでは、安倍前首相が2020年についた嘘に暴言、ありえない言い訳、ネジの外れたバカ発言、ヤジにいたるまで収集し、そのなかから厳選した12本を前後編にわたってご紹介する。
 最後の最後までバカ全開、嘘まみれ、そして無責任を貫いた“歴代最高のサイテー総理”の発言を振り返り、「忘れない年またぎ」にしていただきたい。

「私はですね、幅広く募っているという認識だった。募集してるという認識ではなかった」
1月28日 衆院予算委員会

 現在は東京地検の捜査により「前夜祭」にスポットがあたっているが、そもそも問題の発端は、安倍前首相の地元後援会がツアーを組み、「桜を見る会」に地元関係者を大量に呼び寄せていたという“公金を使った買収”疑惑にある。この日の国会でも日本共産党の宮本徹衆院議員が、安倍事務所が「桜を見る会」参加の案内状で、支援者の家族や知人、友人の招待も呼びかけ、申し込み用紙を〈コピーしてご利用ください〉とまで記載していた問題を取り上げ、“安倍事務所がこうやって幅広く募集していることをいつから知っていたのか”と追及。しかし、安倍前首相は「幅広く募ったが、募集はしていない」と言い出したのである。
 この、屁理屈でさえなく、言葉そのものをぶっ壊してゆくスタイルは、安倍政権を“継承”した菅義偉政権にも引き継がれ、最近も二階俊博幹事長が「飯を食うために集まっただけで会食ではない」だの、加藤勝信官房長官が「虚偽答弁の固定した定義は国会のなかにはない」だのと言い出す始末。安倍前首相による負のレガシーは、あまりにも大きいと言わざるを得ないだろう。

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