いや、本サイトでは繰り返し言及してきたように、吉村知事は一事が万事、ずっとこの調子だ。吉村知事はメディア操作と自己演出によって「コロナ対応でリーダーシップを発揮」「頼れる知事」などともてはやされてきたものの、何の意味もない兵庫県と大阪府の移動自粛を打ち出したり、「大阪モデル」などと言いながら、その実態は「赤信号」を点かせないように3回にも渡って指標を修正するというシロモノ。さらに6月には、「大阪産ワクチン開発」をぶち上げたが、これも手柄を横取りした先走りの行動だった(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2020/07/post-5499.html)。
また、吉村知事は新規感染者の急増を受けて、大阪の繁華街・ミナミの酒類を提供する飲食店に対して協力金つきで休業や営業時間の短縮を要請することを発表しているが、そのエリアは東西が御堂筋と堺筋、南北が長堀通と千日前通に囲まれた範囲のみ。若者が多いアメリカ村や居酒屋が立ち並び人気の「裏なんば」などは対象外で、「この対象エリアの根拠は何?」「ピンポイントすぎるだろ」というツッコミが起こっている。しかも、ミナミの中心地ともいえる吉本興業の本拠地「なんばグランド花月」も、見事に対象エリアから外されているのである。
ようするに、吉村知事の頭の中にあるのは、とにかく派手な話題で「やってる感」をアピールし、それによって失政をごまかすということだけ。今回の「うがい薬でコロナに打ち勝てる!」というのも、結局は感染拡大を止められない失策を打ち消すためのパフォーマンスでしかないのだ。
しかし、これまではごまかせてきたものの、さすがに今回はそうはいかないのではないか。実際、ネット上では、吉村知事を失笑する声が数多く投稿されている。
〈なんだよこれw何言い出すのかと期待したら冬場の小学校の先生みたいな事言ってるだけじゃねえかw〉
〈イソジンでうがいすればいいウィルスで日本経済大打撃受けてんの?w〉
〈転売ヤーに買い占めされて馬鹿じゃないか。これで大阪の感染者が減らなかったら、ウソジン吉村と呼ぶからな。〉
〈こんな仰々しい会見開いといて「買い占めとかやめてほしい」っておま・・・〉
〈吉村新喜劇開演中〉
〈イソジンのおかげで、「吉村ってみんな褒めてるしひょっとしてアレがおかしいと思う私が間違ってるんじゃないか」っていう疑念が払拭されて、堂々と「あ、やっぱりアホはアホなのか」という確信を持てたので本当感謝しています〉
「頼れるリーダー」どころか、「ヤバい知事」「アホの知事」なのではないか……。今回の発表によって、多くの人がその本質に気づくことになればいいのだが。
(編集部)
最終更新:2020.08.05 12:03