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加計学園獣医学部の講義で、小川榮太郎の「モリカケは朝日の捏造」デマ本が参考書に指定! ヘイト本、日本スゴイ本も…

 言わずもがな、この『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)は、2012年秋の自民党総裁選直前に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という安倍PR本でデビューした小川氏が、安倍政権べったりの極右雑誌「月刊Hanada」の発行元・飛鳥新社から“森友・加計報道の検証本”と称して昨年10月に出版したもの。その中身は“安倍首相の完全な潔白”を主張し、森友・加計問題でスクープを連発していた朝日新聞を標的に〈「冤罪事件」を計画し、実行した「主犯」〉〈「安倍叩き」のみを目的として、疑惑を「創作」した〉などと“森友・加計問題は朝日新聞によるでっちあげだ!”と断じているシロモノだ。

 発売当時から同書は、朝日新聞を標的にしてネトウヨを煽動し、問題の本題をずらそうとする稚拙かつ悪質な陰謀論でしかなかったが、さらに朝日が森友文書の改ざんや愛媛県の面会記録文書の存在をスクープしたことで、「モリカケは朝日のでっちあげ」なる主張がたんなる妄言で、むしろ安倍応援団による「でっちあげ」であることがはっきりとした。

 にもかかわらず、加計学園の獣医学部では、このようなでっちあげ本、陰謀論本を、講義の参考書に使っているのである。──まったく、頭がクラクラしてくるような話ではないか。

 しかも、加計学園の“反知性”ぶりはこれだけにとどまらない。本サイトですでにお伝えしたように、加計学園は「モリカケは朝日のでっちあげ」と必死に喧伝してきた安倍応援団員であるケント・ギルバート氏や上念司氏を、なんと岡山理科大学の客員教授として迎え入れるという人事をおこなっているからだ。

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