「不謹慎でもいい? あたしにとって、好きな顔なのよね。この人はどこか変態性を秘めているはずで、それを垣間見たいと思わせるとこがあるの。世間は清廉潔白みたいな感じで乙武さんを評しているけど、絶対にそんな人じゃないだろって」
「この人は近所のおばちゃんたちが褒め称えるような人ではないぞ、くせ者だぞって」
「だって、例えば乙武さんが銀行に勤めていたら絶対にイヤ〜な行員になっていたと思うもの(笑)。それにね、本当にただのいい人だったら、この世界で生き残っていませんよ。(略)あたしが言いたいのは、『あんたたちが思っているほど、乙武さんは単純な人じゃないのよ』ということね。……あたし、余計なことを言ってない?」
この対談は約2年前のもの。そう考えるとマツコの慧眼恐るべしだが、しかし、この件は「愛妻家のイメージがある乙武さんが実は不倫をしていたのか〜」と笑ってすませる話ではない。
前述のとおり、乙武氏には以前から政界進出の噂が絶えず、昨年の段階では共産党と公明党を除くすべての政党の幹部クラスが接触をはかっていたといわれていた。実際、昨年末には、2013年から務めていた東京都教育委員を任期途中で辞任。そして、今月に入って複数大手マスコミが“参院選に自民党から出馬する方向で最終調整”と報道、一部では4月にも乙武氏と自民党が正式発表するとみられていた。
そんなタイミングで「週刊新潮」が不倫スキャンダルを報じるとなれば、関係者は大慌てだろう。実際、先日「週刊文春」(文藝春秋)に不倫をスクープされた安倍チルドレン、“育休議員”こと宮崎謙介議員(当時)は、報道からまもなくして議員辞職している。普通に考えると、正式発表まで秒読み段階だった出馬が一転、取りやめになったとて不思議ではない。
しかし一方で、政界関係者の間では「今回は逃げ切れる」「出馬取りやめまではいたらないだろう」との見方もある。というのも、乙武氏の不倫疑惑をテレビが報じない可能性があるからだ。
「テレビは“障害者”というだけで思考停止に陥ってしまうところがあるので、乙武さんのスキャンダルについては、腰が引けてしまうかもしれませんね。『週刊新潮』の報道がどれだけ踏み込んだものかによって状況は変わってくるでしょうが、ほとんど報道しない可能性はあるでしょう」(テレビ関係者)
“障害者タブー”を崩そうと活動してきた乙武氏が、逆にテレビの“障害者タブー”によって守られるのであれば皮肉な結果としか言いようがないが、とりあえず、現段階では今後、どうなるかを予測するのは難しい。
しかし、この不倫疑惑の展開にかかわらず、本サイトは乙武氏の“政治家としての姿勢”について大きな疑問を感じている部分がある。これについては追って記事にするので、まずは24日発売の「週刊新潮」記事の第一報を待ちたい。
(編集部)
最終更新:2017.11.24 09:13