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辛坊治郎が「土人」発言擁護のためにデマ連発! 高江の住民は大半が反対なのに「ヘリパッド作ってほしい人が圧倒的」

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読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』番組ページより


 本サイトでは本日、沖縄・高江での機動隊員による「土人」発言および松井一郎府知事の“差別肯定”発言について、同じように沖縄ヘイト肯定やデマ攻撃を行ってきた『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)などのテレビ番組の責任を追及した

 だが、じつは今回の事件に絡んで、同局はまたしても明確なデマを流していた。それは、『委員会』の司会である辛坊治郎が解説を務める、関西ローカルの情報番組『朝生ワイド す・またん!』でのことだ。

 同番組では20日の放送で、機動隊員の「土人」発言問題を取り上げたが、その際、辛坊治郎が半笑いでこんな話をはじめたのだ。

「えー、私、月曜日に見てきました。上から、ヘリコプターからね。はっきり言って、ここ(高江)で反対してる人たちって沖縄県の地元の人はホント少ないですね。もうほとんど大阪から行ってる人とか」

 そもそも、ヘリコプターの上から見ただけで、どうして反対している人びとが沖縄県民か否かがわかるのか、大いに疑問だが、辛坊はこうつづけた。

「地元の人たちも、はっきり言って地元の人たちもヘリパッドつくって、大半(の土地)がそうすると日本に返還になりますから、早くつくって欲しいって人のほうが圧倒的に多いんですよ、ここは。ここの反対派に関して言うとちょっと問題があるよねって。なんで反対してるのか正直、実際見に行くと訳わかんないですよ、これは。で、ようするに、基地返還を阻止したいんじゃないの?っていう感じが、私なんか現地行っての印象ですけどね」

 ヘリの上から見たことが「現地行っての印象」って、これでジャーナリストを名乗っているのだから恐れ入るが、したり顔で辛坊が語ったことは、すべて恣意的なデマだ。

 まず、「高江の地元ではヘリパッドを早くつくって欲しい人が圧倒的に多い」という話だが、琉球新報が行った調査では、高江区の全世帯に訪問し〈全67世帯の56.7%に当たる38世帯から回答を得た〉結果、80%がヘリパッド建設に「反対」と回答。「その他」(どちらでもない、分からない)が20%で〈賛成は1人もいなかった〉という。安波区でも「反対」は52.5%、「その他」が42.5%で、「賛成」はわずか5%だ。

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