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自民党の籠池「偽証罪」告発のお粗末! 根拠の筆跡鑑定は『グッディ』で安藤優子が「似てない」と否定した代物

 実は、この『グッディ』の筆跡鑑定企画自体が、官邸の仕込みから始まったのではないかとの見方があるのだ。

「振り込み用紙の筆跡問題はこの間、官邸の代理人的な役割を演じている山口さんが『グッディ』に持ち込んだんじゃないかと言われていますね。筆跡鑑定も官邸=自民党と番組が同時進行で連携してやっていたんじゃないか。ところが、番組出演者はそのことを知らなかったため、素直に『似てない』と反応してしまったということなんじゃないでしょうか」(フジテレビ関係者)

 実際、山口は『グッディ』が27日にこの筆跡鑑定を放送する4日も前、籠池理事長の証人喚問があった23日の同番組で、すでにこの振り込み用紙の筆跡問題にこう言及していた。

「郵便局に誰が行ったのかっていうのがおそらくひとつの焦点になってきます。それから、そのなかで、修正テープ、あの下に文字が隠れてましたよね。その筆跡について研究、いま鑑定をしていて、かなり誰が現場に行ったか特定できてるんですね。おそらく筆跡から類推される人物が確かに来てましたという証言をとっているのではないかという噂は流れています。(職員が行ったという)あの台詞そのものが決定的な偽証になる可能性があるということです」

『グッディ』の放送は14時からで、この発言は午後の証人喚問がまだ始まってもいない時点での話だ。つまり、真相を究明することが目的の証人喚問で、自民党は籠池氏にわざとひっかけ問題を投げかけて偽証罪にはめようとしていたのである。

 そして、籠池理事長が「職員が郵便局で記入した」ことを伝聞として紹介すると、「待ってました」とばかりにテレビ局に筆跡鑑定をさせ、それをもって、偽証罪で告発するなどと言い始めたのではないか。

「総理を侮辱したから」と懲罰のように証人喚問を開き、本題とは関係ない枝葉の部分のひっかけ問題で罪を着せようとする。これ、本当に民主主義国家での出来事なのだろうか。籠池氏の補佐人を務めた山口貴士弁護士は籠池証人喚問を「スラップ証人喚問」と評していたが、今回の偽証罪告発検討も、籠池氏を恫喝し口封じすることを目的とした、スラップ告発だ。

 しかし、これは逆にいうと、官邸=自民党が、まだ籠池氏の口を塞がなければならない「何か」を抱えていることの証明でもある。実際、もうひとりの官邸代弁者である田崎史郎・時事通信社特別解説委員が、31日の『ひるおび!』(TBS)で、告発は本気じゃない、余計な発言をするなという脅しみたいなものなどと思わず本音をもらしていた。

「官邸は表向き、余裕のあるように見せているが、実際はまだ籠池氏が何か決定的な証拠を持っていてそれを出してくるんじゃないか、とヒヤヒヤしている。そのため、なにがなんでも、口封じをしたいんですよ。詐欺罪などの立件ももちろん仕掛けていますが、まだ時間がかかる。それで、まず、偽証罪をもちだして籠池氏にプレッシャーをかけようとしたのでしょう」(全国紙官邸担当記者)

 辻元清美議員のデマ拡散の経緯をみてもわかるように、官邸はいま、森友問題の幕引きをするために、手段を選ばず、ありとあらゆる謀略と圧力を仕掛けてきている。その結果、新聞やテレビの報道もひと頃よりも明らかに少なくなっている。

 しかし、森友学園問題の本当の闇は何一つ解明されてはないない。このまま、籠池氏が逮捕されて疑惑そのものが幕引きになる、というような展開にならないよう、マスコミはいまこそ一層の取材と追及を行う必要がある。

最終更新:2017.11.22 01:19

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