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東京五輪開閉会式に小林賢太郎、小山田圭吾参加で「渋谷系が犬に」と批判!小山田の過去の“障害者いじめ自慢”にも非難殺到
東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイトより
東京五輪・パラリンピック組織委員会がきのう14日に五輪開閉会式の制作メンバーを発表し、大騒ぎになっている。
なかでも物議を醸しているのが、Show Directorに元ラーメンズの小林賢太郎、Music DirectorにFPMの田中知之、Composerの一人に小山田圭吾の名前があったこと。いずれも、90年代にカルチャーシーンを席巻したアーティストだったことから、失望の声が殺到しているのだ。なかでも、田中、小山田ら「渋谷系」アーティストに対する落胆の声は大きい。
〈終わった。渋谷系は死んだ。〉
〈このタイミングで政権の犬になるというのは、本当にただただダサく、ダサい渋谷系というのは死んだも同然。悲しいけど〉
〈東京五輪と国立競技場は「渋谷系の墓標」になりそうやな R.I.P.〉
〈五輪の開会式はMIKIKOと椎名林檎に去られた結果渋谷系おじさん。日本に未来はもうやってこない。〉
〈東京五輪の開会式に絡むクリエイター(?)、男ばっかりというのもヒドいけど、まんまと渋谷系あたりも取り込まれててなんだかな〜という感じ。〉
〈渋谷系界隈の人でも五輪とか社会に対して声を上げてる人多いのに、それが自分の身近な友人にすら届かないっていうのが。〉
実際、この状況で、五輪開会式の制作メンバーに名前を連ねるというのは、通常の五輪に協力することとはまったく意味合いが違う。周知のように、東京五輪は当初の公約からかけ離れた巨大予算、様々な不正、そして、森喜朗・組織委前会長による女性蔑視、女性排除などが発覚。さらに、コロナ禍のなか、国民の健康や生命を犠牲にした強行で、国民から批判が殺到しているのだ。
そうした状況で、五輪に協力するというのは、女性差別やコロナ禍の開催強行を認めているも同然だろう。
現に、演出家の宮本亞門や劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチらは、当初、五輪に協力していたが、途中でスタッフを離脱。いまはツイッターなどで五輪のありようを真っ向批判している。
ところが、小林賢太郎、田中知之、小山田圭吾らはそれでもなお、開会式や閉会式のディレクターや音楽監督、作曲に名前を連ねているのだ。
実際、彼らを批判しているのは、一般ユーザーだけではない。小山田らと親交のあるミュージシャンで作家の中原昌也は、こんな皮肉たっぷりな絶縁宣言をおこなった。
〈友人としてガッカリ…人として嫌いとか、そういうことではないけれど…もう友達はやめよう。ってオレの友達やってるより、オリンピックなんぞに関わったほうが金儲かるのは確かなんだろうけどさ…などと落ち込むのは、このくらいで。この先に目を向けなきゃね(溜息)〉
〈日本人であることが、本当に心底恥ずかしくなった。〉
また、エッセイストの能町みね子は〈女の人たち追い出して最終的に男だけになったのかな。東京オリンピック大成功って感じだね〉と皮肉たっぷりにつぶやいていた。
小山田圭吾の“障害のある同級生”へのいじめ自慢が問題に!「東京五輪にこんな人物が」
ただ、今回の制作メンバー発表では、「渋谷系メンバーが五輪に取り込まれた」ということ以上にもっと大きな批判を浴びている問題がある。それは、小山田圭吾が過去に障害のある同級生に壮絶ないじめをしていたことを自慢げに語っていたという問題だ。
小山田自身が、1990年代に「ROCKIN'ON JAPAN」(ロッキング・オン、1994年1月号)、「QUICK JAPAN」(太田出版、1995年3号)のインタビューで語っているのだが、その内容が、障害のある同級生を全裸にしたり、紐でぐるぐる巻きにしたり、排泄物を食べさせたり。ダンボール箱に閉じ込めて黒板消しの粉を入れたり、と読むに耐えないようなものだった。
しかも、記事の切り口や語り口をみると、とても反省や謝罪のために語っているわけではなく、むしろ、当時、一部で流行っていた鬼畜サブカル的な文脈でいじめを自慢しているとしか思えないものだった。
そしていま、小山田のこのインタビューが、ネットで非難が殺到しているのだ。
〈五輪開会式の作曲担当のひとり小山田氏の障害者いじめ談。恐ろしくて最後まで読めない。 何より恐ろしいのは全く反省せず、武勇伝のように嬉々として語ってる点。〉
〈控えめに言ってクズやん 「小学校時代、障害者の同級生を跳び箱の中に閉じ込めたり、マットレスでぐるぐる巻きにしたり…なかなかハードな内容でした。ただ、批判を集めたのは、そうしたいじめ話を得意げに話す小山田の態度。〉
〈なんの反省もなく、知的障がい者イジメをしていたことを、思い出としてインタビューであっけらかんと話しちゃう馬鹿がパラリンピックのテーマ曲。腑抜けた日本のマスコミは問題視しないだろうから、海外で報道されてしまえ。小山田も断れや。〉
〈作品と人格は別物だけど障害者いじめを自慢話にしてる小山田がパラリンピックで作曲は流石に無理でしょ〉
〈小山田の障害者いじめ。こいつは相模原障害者施設やまゆり園殺傷事件の死刑囚・植松と同じ思考回路なんだろう。ナチスのホロコーストの対象に障害者が入っていたのも同じだ。健常者の驕りでもあるしほんと恐ろしい思想〉
〈障害者を虐めたクズのコーネリアス小山田を採用とか組織委員会は何考えてんだか イジメは虐めた側は忘れても虐められた側は一生忘れない〉
〈小山田のイジメ記事はほんとに吐き気がする 起用する方もする方だけど、過去に障害者にひどいイジメしてた本人が、この仕事受けるのも理解できん!〉
〈小山田氏のインタビュー記事、いじめという暴力行為だけでも問題なのに、さらに酷い障害者差別と虐待を平然と「自白」していて、これが大人の言うことなのかとゾッとする。2021年の今、これが社会的に致命的なことにならなければおかしいし、パラリンピックに関わらせるなんて、絶対にありえない。〉
女性差別に続き組織委の人権意識の低さが露呈 なぜ障害者いじめを自慢するような人物を起用?
一部では、20 年以上前の過去の話を掘り返すな、という擁護論も聞かれるが、しかし、少なくとも公の場でこうした発言をしていた人間が、国際的で公的なイベントにかかわるというのはありえない。とくにパラリンピックには「障がいのあるアスリートの活躍を通じた共生社会の実現」という理念がある。小山田の参加が五輪だけなのかパラリンピックにも直接関わるのかまだ不明だが、いずれにしても障がい者いじめを自慢していた人物が公的な国際イベントにかかわるというのは、タチの悪い冗談としか思えない。
しかも、問題はこの小山田のいじめ発言は以前から批判を受けており、いまでもネットを見れば、簡単に事実がわかることだ。東京五輪をめぐってはあの森前会長の女性差別問題でも世界から批判を浴びたが、組織委はなぜこんな人選をしたのか。
もっとも、森前会長が牛耳り、安倍・菅政権がバックアップしてきた五輪なのだから、こういう人選も不思議はないのかもしれないが……。
(本田コッペ)
最終更新:2021.07.16 05:21
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