日本のマンガ界が危うい!? pixivに迫る中国&韓国オタクの影

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
post_125_20140630.png
SUNTORY「オランジーナ擬人化プロジェクト」のページ

【おたぽる初出】(2013年12月)

「COOL JAPAN」などと謳いながらアニメーションの国内制作本数が激減するなど、空洞化が叫ばれている日本のオタク産業。だが、それでも作品の質の高さ、クリエイターの裾野の広さという点では、日本が世界で頭ひとつ抜けているといっていいだろう。

 たとえば、そのひとつの表れが、イラスト投稿サイトpixivだ。このサイトには、プロ・アマ問わず、連日、膨大な数のイラストがアップされているが、アクセスランキング上位の作品を見ていると、その美しさ、繊細さに「やっぱ日本のオタクってすげーなー」とため息をついてしまう。

 動画や背景画がいくら海外に流出しても、核となるキャラクターデザインや原画で日本が圧倒的な強さを見せているのは、こうしたオタククリエイターたちの高いクオリティがあってこそ、である。

 しかし、ここにきて、その最後の砦もあやしくなってきた。2年ほど前からpixivで中国・韓国のユーザーが激増し、彼らのイラストがどんどんアップされるようになっているのだ。

 と、それだけ聞いても「またまたぁ~、どうせいつもの丸パクでしょ?」と余裕ぶっこいてる方もいるかもしれない。そういう方は、ためしに作品をクリックしてみてほしい。きっと「う、うめぇ……」とうなってしまうはずだ。緻密な描き込み、美しい人体のパース、巧みな色使い、そして、「萌え」ポイントにどストライクな表情やポーズ。

 ていうか、そもそも画像を見ただけでは、日本人の作品とまったく見分けがつかない。このイラストうまいなーと思ってじっくり見てみると、ユーザーのプロフィールから外国人だと気づくという塩梅である。 

 しかも、彼らは、ただうまいだけではない。たとえば、驚かされるのが中韓女子の"腐敗"っぷりだ。「シーザーちゃんまじ天使」や「リヴァエレたまらん」と堪能な日本語を駆使しつつ、いたいけな少年たちをアレしたりコレしたりしているのを見ていると、もはや日本人以上にオタクカルチャーの文脈を理解しているのではないか、と思えてくる。

 こんな調子だから、当然、人気や評価もうなぎ上りだ。たとえば、12月のある日のデイリーランキング100位以内を調べてみると、1位を筆頭に中国ユーザーが9人、韓国ユーザーが1人。投稿者の数を考えたら、これはとてつもなく優秀な結果だろう。

 さらに衝撃的だったのが、先日、やはりpixiv内で開催されたフランスの炭酸飲料「ORANGINA(オランジーナ)」の擬人化コンテスト。グランプリのイラストはフランスで展示されるというイベントだったため、フランスのオタクに本場の力を見せつける格好のチャンスと思っていたら、なんと、中国のユーザーがグランプリに輝いてしまったのである。

 COOL JAPAN最大のお得意様であるフランス人が「ジャポネのイラストがサイコーだと思ってたけど、これからはシノワの時代かも」とか言いだしそうで怖くなるが、実際、こうした状況を見ていると、世界に冠たる日本のアニメやマンガがそのうち中韓に抜き去られ、日本のオタクが隅っこに追いやられていくのではないか、と心配になってくる。

 言っておくが、これは決して妄想ではない。日本はすでに量の面では完全に抜きさられているのだ。中国の年間アニメーション制作量はなんと日本の約3倍ともいわれ、韓国も数年前から大規模な国家予算を組んで、韓国版マンガ「マンファ」などを世界中に売り込みをかけている。そして、ここにきていよいよ、クオリティの面でも両国が日本に追いついてきた。

 これは、日本の家電産業が没落していったプロセスとそっくりではないか。このままいけば、日本のオタク産業が、世界市場でサムスンやLGに抜き去られてしまったSONYやパナソニックと同じ運命をたどる可能性はきわめて高いと言わざるを得ない。

 しかしだからといって、中韓オタクを排斥しろ!なんていうネトウヨ的発想に陥ってはいけない。そんな暇があったら、日本のクリエイター諸君はぜひ画力を鍛え、萌えの感覚を研ぎ澄まし、もっとクオリティの高いイラストやマンガを投稿して日本のオタク力を世界へ再アピールしてほしい。それこそが真の愛国というものである。
(文/篠山サクラ)

最終更新:2014.06.30 01:08

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

pixiv年鑑2013 オフィシャルブック

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

日本のマンガ界が危うい!? pixivに迫る中国&韓国オタクの影のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ヲタの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 東京五輪がIOCにマラソン札幌開催を提案されるお粗末
2 嫌韓批判で炎上も…石田純一はブレない
3 内閣府がアパの右派活動を公益目的事業に
4 台風被害で後手後手も安倍首相は自治体任せで知らんぷり
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 「安倍政権が八ッ場ダムを復活させ氾濫防いだ」のデマ拡散
7 久米宏、さんま、村本も東京五輪批判
8 安倍自民党が台風被害対拡大の状況で予算委員会を強行!
9 安倍首相が台風被害拡大の中「ラグビー」勝利に大はしゃぎツイート
10 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
11 台東区ホームレス排除で跋扈する差別にウーマン村本が反論
12 北海道知事選でも安倍官邸が暗躍!野党は統一候補で対抗
13 「表現の不自由展」再開で立川志らくと竹田恒泰が“小学生以下”妄言
14 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
15 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
16 維新勝利で橋下徹が「反対した年配の人が死んじゃった」
17 「ノーベル賞は日本人ではありませんでした」報道で露呈したもの
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 岸田『ひるおび!』出演にネトウヨが
20 『モーニングショー』が「マリーモンドは反日」と嫌韓フェイク報道
1 久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2 安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4 明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5 『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6 『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7 『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8 文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9 埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10 安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11 菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13 安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16 『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17 GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20 『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

カテゴリ別ランキング


人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄