あの赤川次郎までが怒っている!「安倍首相に日本が壊されていくのを見てイライラ」と

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安倍首相への怒りをあらわにする赤川次郎(ミステリー総合ポータルサイト「ミステリーワールド」より)


 ついに明日15日、安保法制が国会で採決される見込みとなった。「戦争法案だ」という多くの声に「レッテル貼りだ」の決まり文句を繰り返し、武力を行使するのに「積極的平和主義」などという正反対の言葉で誤魔化そうとする……。このような安倍晋三という人間の知性のなさ、そして危険さに、あの有名ベストセラー作家も声をあげた。

「「積極的平和主義」って何ですか。言葉をそこまでばかにしていいのかと腹が立ちますね」
「彼らが気楽に使う平和という言葉一つとっても、本質を隠すために使っているわけで、それは絶対許されないことだと思うんです。特に言葉を商売にしている我々からすると、ほんとうに腹が立ちますよね」
「なぜ言葉を変えようとするのかといえば、何かを隠そうとしているからですよ。本質をどう隠すかということに苦労した挙句、戦争を平和と言いかえて、平和のために戦争に参加するんだと言う」

 こう話しているのは、「三毛猫ホームズ」シリーズや「三姉妹探偵団」シリーズでおなじみの推理作家・赤川次郎氏。ヒット作『セーラー服と機関銃』(角川文庫)の続編は来年、橋本環奈主演で映画化される予定で、いまも数多くの愛読者をもつ人気作家だ。

 そんな赤川氏が、さっき紹介したように安倍首相に言及したのは、現在発売中の「すばる」(小学館)8月号に掲載されている高橋源一郎との対談でのことだ。高橋氏も先日『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新聞出版)を刊行し、現在の民主主義のあり方に再考を促しているが、その高橋氏さえ「僕は直接的な政府批判はしないけど、赤川さんはしていますからね」と言う。

 作家に対し、政治的発言はするべきじゃない、という人もいる。思いは作品に託せばいい──実際、赤川氏も「僕も昔はそう思っていたんですよ」と述べている。しかし、「あまりにも状況がひどすぎるので、黙っていられなくなった」のだ。

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