ヒートテックは損、マットレスの効果は根拠なし…ヒット商品の嘘

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「ユニクロ HP」より

【ビジネスジャーナル初出】(2014年1月)

 寒いこの季節、ユニクロの機能性インナー「ヒートテック」は肌身離せない定番アイテムだ。「ヒートテック」は、ユニクロが東レと共同開発した、機能性インナーのパイオニア的存在で、合成繊維のアクリルによる、ピタッとフィットして熱を逃がさない着心地に満足している人も多いだろう。

 しかし実際には、その保温率は20.3%と、それほど高くない。この数値は『モノダス2014』(晋遊舎)が精密迅速熱物性測定装置を使って生地に対する値を測定したもので、比較した8ブランドの機能性インナーの中で6位だったというのだ。

 同様に低保温率だったのが、セブン&アイプレミアムの「ボディヒーター」(19.1%)、しまむらの「ファイバーヒート」(13.7%)だ。

 反対に保温率が高かったのは大手通販会社ベルメゾンの「ホットコット」(24.6%)で、価格も990~1990円で、ユニクロの「ヒートテック」(1290~1500円)と変わらない。古くから肌着の素材として使われている綿を使用しており、柔らかい肌触りと保湿性が優れている。重さも「ヒートテック」の178グラムに対し「ホットコット」は148グラムと最軽量だ(ともにXLの場合)。綿だけに乾燥時間は約3時間と乾きにくいが、「ヒートテック」にしても約2時間40分と大差はない。「ヒートテック」は原材料が化学繊維だけなので、乾きやすさは最速だ。むしろ、他社が追随してライバル製品の性能が向上したため、今や「ヒートテック」が誇れるのは乾燥時間くらいかもしれない。

 お得度からいえば、ユニクロの低価格帯ブランドであるGUの「あったかスタイル」が断然上だ。乾燥時間は約2時間50分と「ヒートテック」にはかなわないものの、保温率21.2%、価格は790円とコストパフォーマンス的には抜群だ(重さは180グラム)。ただし、吸汗速乾性を向上させるためにポリエステルを多く用いているので、人によっては着心地が良くないかもしれない。

 いずれにせよ、冬の定番アイテムになるべきは、ユニクロの「ヒートテック」ではなく、GUの「あったかスタイル」、ベルメゾンの「ホットコット」なのだ。

■ヒット商品の実力を辛口採点

 こうした最新ヒット商品に実用的に迫った『モノダス2014』は、スティック掃除機から歯ブラシまで330製品をプロが辛口採点、最新ヒット商品の実力がよくわかる。

 例えば、2013年のヒット商品のひとつ、フィリップス社の調理器「ノンフライヤー」(ネット通販最安値2万3900円)は「脂のある食材なら仕上がりは良い。高価格なので様子見が正解!」、有名タレントなどを起用した派手なCMで話題をさらう男性用シャンプーでは「一見『効きそう』に潜む罠!2大巨頭ウル・オスとサクセスは成分・洗い上がりともに疑問が残る」と、手厳しさは痛快なほどだ。

 その真骨頂は、低反発マットレスパッドの徹底テストに表れている。高樹脂素材を採用し、浅田真央選手などの有名人を起用した大々的なCMを展開するエアウィーヴ社の「エアウィーヴ」(実勢価格3万8850円)、人気サッカー選手の三浦知良選手のCMでおなじみの西川産業の「エアーポータブルモバイルマット」(同3万3600円)、テレビショッピングのド定番、ショップジャパンの「トゥルースリーパー エクセレント」(同2万9799円)の人気3種類を3名のモニター(若年すぎると「どれでもよく眠れる」となりかねないため、40代以上の3名)が20日間の睡眠テストと、さらに専用機器で科学的な睡眠の質の計測を行った。

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