校長先生も泣きだす"悪質いじめ"、解決は探偵に頼る時代!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
313upKYZ-FL._SS500_.jpg
いじめと探偵』(幻冬舎)

【日刊サイゾー初出】(2013年8月)

 6月に国会で成立した「いじめ防止対策推進法案」。この秋にも施行される予定だが、早くも世間では「こんなことで本当にいじめがなくなるのか」と疑問の声が上がっている。実際、いじめを解決することはとても難しく、なんと、いじめの実態を裏付ける証拠集めを私立探偵に依頼するケースが急増しているというのだ。

 先日発売された幻冬舎新書『いじめと探偵』(阿部泰尚)では、探偵歴12年の著者が、これまで手がけてきた"いじめ案件"を紹介。証拠の集め方から、学校・加害生徒の親との交渉法などを伝授しているのだが、その内容はすさまじいものだ。

 そもそも、いじめ対策は学校の仕事。しかし、いじめに気付いた親が学校に相談しても、「証拠がないと何もできない」の一点張り。子どもがいじめを告白し、具体的な事実を突き出したとしても、「全体の4割の学校ではいじめ防止策を講じない」のが現状だ。ここまでくると、学校を動かすために必要になるのは決定的証拠。それを集めるために、プロに依頼せざるを得ない……というわけだ。

 探偵の調査はまず、子どもの尾行からスタート。「暴力をふるうタイプのケース」では、1週間から10日をかけて現場を録画するそうだが、これでたいていは証拠が挙がるという。同時に、子どものパソコンや携帯電話のデータからも証拠を収集。こうした証拠を揃えると、子どもが親にいじめを告白しない場合でも、いじめの事実を認める。そして、子どもも協力者となって、腕時計型カメラなどを使って本人がいじめの現場を記録するという「当事者録音・当事者録画」を行うこともある。これが「最も強力ないじめの証拠」になるからだ。

 だが、問題はそう単純ではない。いじめは日常的な暴力だけでなく、想像以上に悪質化しているのだ。その代表例が「カネとセックス」。大人であれば詐欺や恐喝、強要、強姦といった罪に問われるようなケースだ。

 カネが絡むいじめというのは、いわゆるカツアゲ。著者が扱った事例の最大被害額は1,000万円で、高2の男子が3カ月で6~7名の同級生から巻き上げられたという。ターゲットになりやすいのは「おとなしくて気の弱い生徒」だというが、一方の加害生徒は「ほとんどがどこにでもいる普通の少年・少女」。カツアゲが発生する学校も偏差値レベルは決して低くなく、名門と呼ばれる進学校でも起こっている。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

いじめと探偵 (幻冬舎新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

校長先生も泣きだす"悪質いじめ"、解決は探偵に頼る時代!?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。いじめ学校の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍首相がトランプ接待で「大相撲の伝統」破壊
2 安倍首相がTOKIOに続き大泉洋、高畑充希と会食PR
3 指原莉乃が山口真帆の卒業公演の視察に同伴した男!
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
6 部落差別問題で長谷川豊と維新が露呈したトンデモぶり
7 マツコ「安倍首相は馬鹿」にネトウヨが
8 秋篠宮家の料理番がブラック告発
9 安倍首相が新天皇に内奏の夜、「ドアまで送ってくれた」と自慢
10 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
11 佐藤浩市がテレビの右傾化に危機感表明
12 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
13 読売が出会い系通い記事批判に失笑反論
14 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
15 丸山穂高「戦争」発言で長谷川豊、百田尚樹がマスコミを批判
16 つんく♂が秋元のメンバー差別に
17 長谷川豊が「プロ、犯罪の」と部落差別発言
18 韓国K-POPスキャンダルをめぐるヘイトとご都合主義
19 見城徹社長が騒動渦中、首相公邸で安倍首相と会食!?
20 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
1国民健康保険料が大幅値上げ、年間10万円増額も
2安倍首相と省庁幹部の面談記録ゼロ!安倍政権“公文書破壊”の実態
3石野卓球がワイドショーに勝利した理由
4忖度道路めぐり安倍の直接指示の新事実が
5安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』一行を堂々招待
6安倍が“忖度道路”の要望書を提出、山陰自動車道でも利益誘導
7上野千鶴子「東大祝辞」へのワイドショーコメントが酷い!
8 塚田「忖度」発言は事実! 麻生利益誘導の疑惑
9イチローに国民栄誉賞を断られ安倍政権が赤っ恥
10野党議員をデマ攻撃「政治知新」の兄・自民党県議を直撃!
11NHKで国谷裕子を降板に追い込んだ人物が専務理事に復帰
12維新勝利で橋下徹が「反対した年配の人が死んじゃった」
13中村文則が安倍政権批判に踏み込む理由
14 『あさイチ』の「中高生に韓国が人気」企画炎上の異常
15 安倍首相「桜を見る会」招待状が8万円で売買との報道!
16菅官房長官「令和おじさん」人気の正体!
17ゴーン逮捕“国策捜査説”を裏付ける経産省メール
18「あつまれ!げんしりょくむら」以外も…原子力ムラの醜悪SNS戦略
19衆院補選で安倍自民党が大惨敗の予想が!
20 ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』に“安倍政権への皮肉”

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄