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安倍首相が「安倍独裁とか言われて…」とグチ! 見城徹ら応援団は「そんなことない」「私利私欲がない」「嘘が言えない」と露骨ヨイショ

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abemaTV「徹の部屋」10月8日放送回より、見城徹・幻冬舎社長と安倍晋三首相


 昨日おこなわれた日本記者クラブ主催の党首討論会で、森友・加計問題の追及を久々に受けた安倍首相。国会では野党からの追及に耐えきれずキレまくっていたように、解散することで逃げたつもりだった追及をテレビで生中継されているなかで受け、さぞかし怒り心頭だっただろうと思われるが、しかし、その日の夜、安倍首相は満面の笑みを浮かべていた。

 というのも、安倍首相は昨晩、AbemaTVに生出演し、幻冬舎社長・見城徹の番組「徹の部屋」に登場したからだ。

 見城といえば、言わずと知れた安倍首相の「お友だち」のひとりで、『約束の日 安倍晋三試論』(小川榮太郎)、『総理』『暗闘』(山口敬之)といった政権PR本を出版。一方、秋元康らと安倍首相を中心にして撮られた「組閣ごっこ写真」におさまっていたことでも有名で、テレビ朝日の番組審議会の委員長をつとめることから安倍首相と頻繁に会食をおこなっている同局の早河洋会長を繋げた人物である。そして、『報道ステーション』のプロデューサー更迭や古舘伊知郎の降板にも一枚噛んでいるとも囁かれてきた。

 そんなフィクサー的な役割をつとめてきた見城にくわえ、この番組では、有本香や元テレビ朝日記者の末延吉正といった安倍応援団ジャーナリストらも出演。その放送は、異常なテンションではじまった。

 冒頭から見城氏が「ずーっと安倍さんのファン」「日本の国は安倍さんじゃなきゃダメだ」と連呼し、番組アシスタントのタレント・大石絵理に安倍首相の第一印象を語らせた。すると、こんな会話が繰り広げられた。

大石「ダンディでかっこいい方ですよね」
見城「すごくハンサムですよ。内面が滲み出ているお顔ですよ」
大石「嘘が苦手そう」
見城「ほんとうにね、信義に厚い方。私利私欲がない。だから足も引っ張られやすい」
末延「安倍さん、いい人なの。正直だから嘘言えない。ちょっと口下手なところがある」

 私利私欲がない、嘘が言えない……? いったいどこの安倍さんの話をしているのだろうか。自分の疑惑隠しのために解散権を濫用し、国会では「今年の1月20日まで加計学園の獣医学部新設計画を知らなかった」などとあからさまな嘘をつく、この人が? もうさっぱり意味がわからないが、当の安倍首相はオープニングから褒めちぎられて大喜び。「きょうはね、そうやって褒めていただいて、ほんとうにうれしいですよ」と顔をほころばせた。

 だが、恐ろしいことに、見城の露骨なヨイショはずっとつづいた。

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