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年末特別企画 リテラの2014年振り返り

トンデモぶりに背筋も凍る!? 冬の「ヘイト&嫌韓本」ワースト5

★第3位 KAZUYA「韓国というのは相変わらず迷走していますよね。(略)むしろ、これはかなり失礼な話ですけど、韓国ってどこかに併合されたほうが幸せなんです」
『ここがヘンだよ「反日」韓国』(イースト・プレス)

■YouTuberのレベルの低さを証明? 上から目線でヘイトをがなるネットスター■

 配信開始からわずか2年間で、YouTubeのチャンネル登録者数23万人を超す「KAZUYA CHANNNEL」。動画上で26歳の若きオピニオンリーダー・KAZUYAは日韓、日中関係にまつわる問題を取り上げ、何冊かの嫌韓、嫌中本を上梓している。その日韓関係の主張をまとめたのが、『ここがヘンだよ「反日」韓国』だ。
 しかし、その主張は巻末の対談相手の上念司に「いまさらながらの嫌韓論」と評されるほど、『マンガ嫌韓流』シリーズ(山野車輪/2005年〜)の主張と変わらないヘイトスピーチの垂れ流しだ。
「韓国は本当に病気です。『あれ、またやってんの?』というくらい反日ばかりやっています。反日反日雨反日です。もはや年中行事と化しています」
「日本の統治時代に『真面目に働くこと』を教えたはずなんですが、役に立っていない」
「現代では売春婦の超輸出国です。10万人くらいの韓国人女性が海外に出稼ぎに出ています。ウソか本当かわからないけど、そのうち日本には5万人くらい来ているなんて言われています」
 しかも、韓国籍の男が生活保護費を不正受給したニュースを紹介する際には「こんなクズは早く強制送還しろ」。在日朝鮮人が通名を名乗るのは差別があるからだという主張には「そんなしかたなく通名を使って生活しなければならない日本に、なぜとどまり続けるのか?(略)そんなにつらいなら母国に帰る選択ができるわけです。なんですか? 朝鮮民族はドMですか? 本当に不思議な話です」と“日本から出て行けヘイトスピーチ”を展開する。
 しかしその一方で、巻末対談相手の上念に「相変わらず迷走している韓国、戦前の日韓併合までの歴史を繰り返しているような感じです。韓国は日本に再び併合されるんじゃないですか(笑)」と水を向けられると、冒頭に紹介したような「韓国は併合されたほうが幸せ」発言をするのだ。
 歴史修正主義とか排外主義とかいう批判がもったいなくなるようなレベルの低さ。しかも、それでいてやたら“上から目線”。こういう人が幅を利かせられるんだから、YouTubeってホントすごいわ。


★第2位 竹田恒泰「ヒラマサ五輪の日韓共同開催はダメでしょ。要請があっても断るべき。歴史上、日本が韓国の要請に答える度に惨憺たる結果を招いてきた」
本人のtwitterでの発言(12月7日)

■皇民化政策続行中! ネトウヨプリンスの頭の中で韓国は今も植民地だった■

 竹田氏といえば、旧宮家の家柄ながら、その個性的なキャラクターと日本礼賛と中韓攻撃発言で“ネトウヨのアイドル”となった人物。この9月には、元AKB48・畑山亜梨紗との関係を「終わりました」とトークショーで報告したことでも話題となった。だが、このトークショーが韓国映画『悪魔は誰だ』のPRイベントであったこと、「日本映画のクオリティは韓国映画に完全に負けている」 といった発言をしたことが、ネトウヨからは「裏切られた!」と見られるなど、そのお騒がせぶりには拍車がかかっている。
 12月には「2018年韓国・平昌五輪が“長野”との共催も」といった動きに対し、竹田の父親でもある日本オリンピック委員会(JOC)会長・竹田恆和が「直接そういう話は組織委から来ていないが、正式に要請があれば前向きに協力していく」と述べたというニュースに対して、竹田は冒頭のような発言を行ったのだ。
 なぜか、竹田は「平昌(ピョンチャン)」をあえて、訓読みにした言い方をする。これは、インターネットスラングでもあるのだが、前回のランキングでは竹田が李明博(イミョンバク)前大統領を「りあきひろ」と呼んでいることを紹介した。竹田の頭の中には、やはり、韓国の植民地支配=同化政策の妄想が渦巻いているのだろう。

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