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「壁ドン」の次は「顎クイ」がブーム! 進化する女子の妄想

 さらに、前出した山下智久主演で公開中の映画『近キョリ恋愛』の原作(みきもと凜/講談社)でも、いろんなパターンの“顎クイ”がこれでもか!とあらわれる。イケメンだけどチャラチャラした振る舞いをする英語教師・ハルカは、女生徒に「くちびる乾いちゃったからリップ塗って」と言われれば「はぁ?しょーがねぇなぁ」と言いながら左手を顎に添えて上向かせ右手でリップを塗ったり、内緒で付き合っている教え子・ゆにが落ち込み、涙を目一杯にためて堪えれば、彼女の顎を持ち上げ、零れた涙を舌で拭ったり……。これを読むと、“顎クイ”は壁ドン以上に動作にバリエーションがつけられることがよくわかる。しかも、“顎クイ”からのキス、という流れを無視して予想外の行動に出られることで、女子はよりドキドキ感が増すらしい。『近キョリ恋愛』は、“顎クイ”を習得したい人には最良の参考書、かもしれない。

 一方、来年1月からアニメの第2期放送が決定した『神様はじめました』(鈴木ジュリエッタ/白泉社)でも、顎クイが登場。この作品は、ホームレス状態になった女子高生の奈々生が、土地神から家として神社を与えられる代わりに土地神の責務も任され、神使・巴衛に支えられながら奈々生が神様へと成長していく……という物語。そのなかで、巴衛が奈々生の顎を親指と人差し指、中指でガッと掴み、キスしようとするシーンがあるのだ。巴衛は、もとは野狐という狐の憑き物だったため、耳としっぽがあったり、長い爪、銀髪といったいかにも妖狐といった風貌。この“顎クイ”シーンも、頬に添えられた長い爪が映え、妖しい色気もアップしている。妖怪と“顎クイ”、なんとも相性がいいようだ。

 心理学的にいうと、キスをするときに顎を持ち上げる人は“自己主張が強い亭主関白タイプ”なのだという。恋愛に積極的になれない草食系男子どころか、女性に対する興味もなくなった絶食系男子が増殖しているといわれる昨今、女子たちは強引な男子を妄想の世界で愛でているということなのだろうか。──ただし、くれぐれも注意してほしいのは、“顎クイ”も壁ドン同様、「ただしイケメンにかぎる」という前提つきであること。いや、いくらイケメンでも、オレ様な亭主関白タイプはマンガだから楽しめるだけ。リアルでは無理!という女子も多いので、“顎クイ”実践で返り血をあびないよう、気をつけてほしい。
(田口いなす)

最終更新:2018.10.18 04:36

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