また! 日立原発輸出を公金支援のトンデモ政策は“アベ友優遇”だ! 安倍ベッタリの中西会長は経団連次期会長に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
また! 日立原発輸出を公金支援のトンデモ政策はアベ友優遇だ! 安倍ベッタリの中西会長は経団連次期会長にの画像1
日立製作所HPより


 東芝の失敗を顧みることもなく、安倍首相がとんでもない原発政策をぶちあげた。日立製作所がイギリス・アングルシー島で進めている原発輸出にかんし、政府系の日本政策投資銀行などが出資、三菱東京UFJ、三井住友、みずほ銀行の3大メガバンクなども総額1.5兆円規模の融資をおこない、そのメガバンクの融資全額を政府が債務保証するというのだ。

 福島第一原発の事故以降、安全規制の強化から世界的に建設コストは高騰。2016年には日本が原発建設を受注していたベトナムが白紙撤回したように、原発はリスクが高い上に採算に合わないものという認識が広がっている。にもかかわらず、安倍首相はそうした流れに逆行し、国内での成長が期待できなくなった原発の利権を海外に舞台を移そうと原発建設を必至にセールス。さらに、東芝が国策として進めていたアメリカの原発事業で巨額の損失を出したことが日本経済を揺るがす大問題に発展したというのに、安倍首相は「儲からない」原発輸出に国民の血税を投入してバックアップするというのである。

 しかも、こうした政府による公的資金を使った優遇を受ける日立の中西宏明会長は、安倍首相と極めて距離が近い財界人として有名だ。

 中西会長は、「安倍首相の後見人」とも呼ばれるJR東海の葛西敬之代表取締役名誉会長が主催する、安倍首相を後押しする経済人による「四季の会」および、その流れを汲む「さくらの会」の一員。安倍首相と葛西氏は親米保守という思想面でもがっちり結びついており、第一次安倍政権時には葛西氏が国家公安委員や教育再生会議委員を歴任するなど昵懇の関係だ。中西会長は、この葛西氏を媒介にするかたちで安倍首相に接近。現に、首相動静を確認すると、葛西氏や、葛西氏と同様に安倍首相とベッタリの関係にある古森重隆・富士フイルムホールディングス会長らと安倍首相が会食する際には、中西会長が同席していることも多い。

日立原発バックアップは、加計問題、リニア公金投入と同じ“お友だち優遇”

 このように安倍首相との距離を縮めてきた中西会長だが、一方の安倍首相も中西会長を目にかけてきた。実際、中西氏は2013年に安倍首相が議長の「総合科学技術・イノベーション会議」の有識者議員に選ばれ、現在もやはり安倍首相が議長の「未来投資会議」の議員を務めている。

 安倍首相は自分の味方である「お友だち」を身のまわりに固めて政治をおこなってきただけではなく、加計学園問題でも露呈したようにお友だちには権力を使って優遇してきた。事実、不正入札事件が大きな問題となっているリニア中央新幹線にしても、リニア計画は葛西氏の悲願の事業であり、当初は自己資金でおこなう予定だったこの事業に安倍首相は2016年の参院選公約で官民合わせて“5年で30兆円の資金を財政投融資する”と宣言。実際に昨年7月までに3兆円が貸し出されている。

 つまり、今回のイギリスへの原発輸出も、「国策」としての側面に加え、お友だちの中西会長を務める日立への優遇、という見方もできるのだ。

 そして、今後こうした優遇はさらに強まっていくだろう。というのも、9日、中西会長は日立出身者としてははじめて経団連の次期会長となることが正式に発表されたからだ。無論、中西会長が経団連の次期会長に決定した最大の理由は、中西会長が安倍首相と強いパイプをもつことだった。

 しかも、経団連の現会長の榊原定征氏は東レ出身だが、東レとは違い日立は原発や新幹線といったインフラ輸出に直接関わる企業であるため、さらに密着度が高まることは確実。たとえば、2016年5月に安倍首相がイギリスを訪問した際には、当時のキャメロン首相とともにロンドン近郊にある日立の鉄道車両整備施設を視察、その場には中西会長が立ち会っている。このように安倍首相の外交に中西会長は同行してきたが、今後は経団連会長として密着関係が強固となり、日立を利するかたちの国策事業の展開が待っているだろう。

安倍政権と経団連が進める庶民切り捨て大企業優遇政策がますます強化へ

 いや、問題は日立への優遇だけではない。安倍首相と距離の近い中西会長が「財界総理」となることで、安倍政権による大企業優遇政策がこれまで以上に加速するはずだ。

 安倍政権はこれまで法人税率を下げつづけ、2018年度には29.74%にまで下げることを決定しているが、これも経団連が求めている25%まで引き下げられることが考えられる。また、22日に召集される見通しの通常国会では「働き方改革関連法案」が提出される予定だが、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」について、経団連は以前「年収400万円以上を対象」と主張。法案が通れば、今後この要件は引き下げられていくだろう。

 経団連の榊原現会長は昨年の衆院選後に「国民の痛みを伴う思い切った改革」を安倍首相に求めたが、中西会長の就任によってそうした大企業優遇策が強化され、さらに庶民の暮らしや労働環境が悪化していくのは目に見えている。日立の原発輸出への血税投入は、その序章にすぎない。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル マンガ・アニメ ビジネス 社会 カルチャー くらし 教養

また! 日立原発輸出を公金支援のトンデモ政策は“アベ友優遇”だ! 安倍ベッタリの中西会長は経団連次期会長にのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三日立編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
2 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
3 たけし独立に沈黙の文春に林真理子が「忖度か」
4 下村博文がセクハラ被害記者に「犯罪」攻撃
5 宮崎駿が『永遠の0』を酷評
6 元家族会の蓮池透が「安倍は嘘つき」
7 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
8 上戸彩とHIRO離婚危機報道の裏!
9 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
10 キムタク・マツコ共演の裏で中居が…
11 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
12 AKB48「Teacher Teacher」に批判の声 
13 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
14 安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
15 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
16 コムアイが明かした社会的発信への葛藤
17 加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
18 安倍の嘘つきは小学生時代からだった
19 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
20 松本人志『ドキュメンタル』のセクハラ
1 セクハラかばう麻生財相の女性蔑視発言
2 首相案件文書に安倍首相と加計理事長の相談が
3 首相秘書官「本件は首相案件」
4 羽生結弦パレードに和田政宗ら右派勢力が
5 安倍首相が大阪でやらせ応援プラカード
6 村田諒太が安倍政権の国民栄誉賞に異論
7 安倍が「こんな人たち」につづき「左翼は人権侵害が平気
8 柳瀬秘書官が「安倍命の官邸についていけない」
9 「安倍はやめろ」抗議デモが国会前を埋め尽くした
10 加計獣医学部講義で小川榮太郎のデマ本が
11 柳瀬秘書官、安倍、加計が一緒にゴルフ
12 財務省の矢野官房長がテレ朝に圧力
13 財務省・福田次官のセクハラ否定がヒドい
14 柳家小三治「総理いつまでやってんだ」
15 「安倍はトランプに捨てられた」と海外で酷評
16 長尾敬、杉田水脈…安倍チルがセクハラ暴言
17 田崎史郎が「僕“でさえ”会ってると思う」
18 上念司もケントと同様、加計の客員教授
19 セクハラ被害のテレ朝記者に卑劣個人攻撃
20 高畑勲監督が「日本の侵略戦争」を問うた幻の映画企画