事務所との「奴隷契約」に苦しむローラにバッシング報道が…なぜメディアは芸能プロの味方をするのか?

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『THE ROLA!!』(講談社)

 かねてより前所属事務所・LIBERAとの間のトラブルを報じられているローラ。

 11月26日、そんな彼女が自身のツイッターアカウントに〈ファンのみなさんへ 今、みんなともっと深く楽しく交流出来る新しい形を準備しているの。発表を楽しみに待っていてください〉との文章を投稿した。その直前にLIBERA運営のファンクラブ「ROLA’S FAN CLUB」が11月いっぱいで一時休止することを発表していることから、それに代わるファンクラブの設立を示唆しているのではないかと見られている。

 不当な契約や、プライベートの交友関係にまでおよぶ理不尽な束縛に苦しんだ彼女がようやくそこから解放されつつあることに安堵する近況報告だが、最近になってそんなローラに対しバッシング報道が相次いでいる。

 そもそも彼女をめぐる騒動は、「週刊文春」(文藝春秋)2017年8月17日・24日合併号で明かされた。記事に綴られたローラの状況は、「奴隷」と称しても言い過ぎではないほどひどいものだった。プライベートでの交遊関係は徹底した管理下に置かれ、その管理から逃げ出そうとすると、今度は所属事務所社長である羽布津康史氏が彼女の自宅まで押し掛け、部屋の壁を殴り穴を開けたという。

 さらに、そういった脅しの果てに突きつけられた契約書は、10年の契約期間に加え、契約満了を迎えても自動的に10年契約が更新されるというとんでもない代物。しかも、たとえローラ側が契約更新しない旨を事務所に明示しても、事務所サイドの了解がなければ契約を解除できないという一方的なものでもあった。

 こういったことが原因のトラブルの果てに、彼女は精神的な健康を害してしまい、ロサンゼルスの空港でパニック障害のような症状にも襲われたとも「週刊文春」は報じていた。

 ローラは今年6月、〈黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。〉や〈10年の信頼をかえしてください。でも、もういいの。苦しみを味わっただけ、人は強くなれる。〉といったツイートを投稿。以前よりこれらの投稿は事務所との間のトラブルを示唆しているのではないかと憶測されていたが、この「週刊文春」報道によってそれが証明されたかたちとなった。

 現在、ローラはロサンゼルスと東京を行き来する生活を送っているとのことだが、そのロサンゼルスの生活について、「FRIDAY」(講談社)17年11月10日号は、彼女がロサンゼルスの高級住宅街に敷地面積300平方メートルの豪邸をキャッシュで購入したと報道。その額は、リフォーム代もあわせて3億円にもおよぶとしている。

メディアはなぜローラ側ではなく、芸能プロ側の味方をするのか?

 前掲「FRIDAY」ではローラの年収を5億円近くとし、そのことから〈「奴隷」というよりは「女王様」のような暮らしをしていることがわかった〉〈あくまで自分は搾取されていると言い張る彼女だが、この行動を見る限り、実際はかなり金銭的に余裕のある暮らしぶりのようだ〉と書き立てている。

 さらに、「FRIDAY」17年11月17日号では、彼女の代理人弁護士から各スポンサー企業に対して突如文書が送られてきたと報じている。その文書には、ローラとLIBERAの間の契約は「契約解除」というかたちで終了しているため、今後はローラ側に直接連絡してほしい旨が記されていたのだが、「FRIDAY」は〈かなり強い言葉で一方的な内容が書き連ねられている〉とその文書を批判。

 また、ローラの新事務所・MOKA BEAR立ち上げに際し彼女の双子の兄が代表取締役となっていることに関しても、〈過去、鈴木亜美(35)がそうだったように、親族が表に出てきて成功した例はほとんどない〉と批判的に紹介した。

 ご存知の通り、ローラの独立騒動についてはテレビのワイドショーではほとんど報じられることがなかった。

 LIBERAはバーニングプロダクションなどの大手系列ではないが、社長がかなり強面であるため、テレビ局はトラブルを恐れている面もあったという。また、このケースにかぎらず、テレビ局では芸能人と所属事務所の契約トラブルに関する話題を扱うことは一種のタブーとなりつつある。SMAPやのん(能年玲奈)の件を否応なく思い起こさせるからだ。

「所属タレントに対しローラと同じような奴隷契約的条項を突きつけている事務所なんていくらでもありますからね。それを批判すると、大手の事務所も暗に批判することになってしまう。だから、メディアはこういう問題をほとんど報道しないし、報道するときも『タレントのわがまま』というトーンになってしまう。ほとんどのメディアはタレントではなく芸能事務所側なんですよ」(ワイドショースタッフ)

 ローラとLIBERAの関係がどう転がっていくかはわからないが、双方が内容証明を送りつけあっており、訴訟合戦一歩手前だとする見方もある。実際、「女性自身」(光文社)17年11月14日号の取材に応えているLIBERAの担当者は内容証明をローラ側に送っていることを認めたうえで、前述したスポンサー宛の文書についても「このような文章をスポンサーに送るのは偽計業務妨害にあたる可能性があると考えています」と強い口調で非難している。

 状況を見ているかぎり、この独立騒動が「タレントのわがまま」などではないことは明らかだ。ローラがこのまま無事に奴隷的扱いから脱すること、そして、メディアがその邪魔をしないことを願うばかりだ。

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