仲里依紗の夫・中尾明慶が“デキ婚”への芸能界の圧力を暴露? なんで産んじゃいけないんだ!との怒りを小説で

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中尾明慶が描いたのは妻・仲里依紗とのデキ婚で感じたこと?(アミューズ オフィシャル ウェブサイトより)


 俳優の小説家デビューといえば、約5年前に『KAGEROU』(ポプラ社)が話題になった水嶋ヒロや、最近ならNEWSの加藤シゲアキの名が思い浮かぶが、昨月、意外な俳優が処女小説を発表し、にわかに話題となっている。その人物とは、中尾明慶だ。

 中尾といえば2000年に子役でデビューし、『3年B組金八先生』『GOOD LUCK!!』(TBS)など数々のドラマに出演。『ROOKIES』(同)のヒットにより一躍知名度を上げたが、13年には女優の仲里依紗と結婚を発表し、同時に仲が妊娠3カ月であることも公表。翌年には長男が誕生している。

 そんな中尾が出版した小説のタイトルは、『陽性』(双葉社)。帯の推薦コメントは舞台『七人ぐらいの兵士』で共演以降、親交がある明石家さんまが「まさかの面白い!と思ってるのは私だけ!?」と書いている。

 だが、さんまが面白いと感じたのも無理もない。というのも、この小説、人気女優の上原なつきが、妊娠検査薬で陽性反応が出る場面からはじまる。つまりタイトルの『陽性』とは妊娠検査の“陽性”。人気女優が交際中の若手俳優・翔太との子を妊娠するという、中尾と仲の“私小説”を思わせる内容なのだ。

〈マネージャーの松尾千佳子さんが決めてきてくれたあのCM出演はどうなる? 冬にクランクインするドラマは降板か? すでに撮影してしまった映画のプロモーションの支障とならないか? 今回の妊娠に重大なペナルティが科され、芸能界にいられなくなってしまうのではないか? 今なら翔太にさえ気づかれず、ひそかに中絶することだって可能だ──。
 でも。そんなことは絶対にしない。この子を産みたい。この子は絶対に産む!!〉

 しかも、なつきと仲の共通点も多い。物語のなかでなつきは清純派女優ということになっており、仲は中尾との結婚発表直前まで俳優の浅野忠信と浮き名を流すなど清純派とはいいがたいが、その点を除けば、田舎から芸能活動のために上京したこと(仲も長崎県の自然豊かな町の出身)や、芸能人が通う高校出身(仲は芸能コースのある日出高等学校出身)、翔太とはロケの長い映画の撮影で接近(仲と中尾は沖縄長期ロケのドラマでの共演が交際のきっかけ)など、なつきは仲をモデルにしているようにも思える。

 そして、子どもを産みたいと願うなつきに、翔太もあっさり同意。しかしここで問題となるのが事務所への説得だ。翔太は所属事務所のマネージャーに相談するが、まず問題にされたのが“事務所の格の違い”だ。

「おまえと付き合ってることを今まで事務所に一言も言ってなかったとなると、なおさらおまえのことを握り潰せって話になるに決まってる。ウチらが想像できないほど強引なことをやらかしてくるかもしれない」
「決まりそうになってた仕事を潰されたり、各テレビ局や映画会社なんかに『あいつはヤバイから使うな』と内々に根回しされるかもしれない。うちに所属してるほかの俳優やタレントも、降板させられたり似たようなことになる可能性がある」

 当人同士だけではなく事務所さえ潰されかねない……。恐ろしい話だが、これはまさにバーニングのやり口とまったく一緒。中山美穂をはじめ、多くのバーニング系の女性タレントにスキャンダルが発覚するたび、バーニングは相手の男性を潰しにかかってきたが、まるでその手法にそっくりの話だ。

 だが、実際は仲の所属事務所はアミューズ、中尾はホリプロであり、バーニングとは一定の距離を保った独立系事務所の所属で、ふたりとも大手である点では大差ない。つまり、芸能界の裏側をよく知る中尾は“小説として”バーニングのあくどい手法を描いてみたのではないだろうか。

 当然、なつき側の事務所の対応は凄まじいものだ。社長ではなく〈実質この会社を動かしている〉コワモテの人物が登場し、担当マネージャーを「テメエ何やってんだ。(中略)ガキはらませてどうするんだ、バカ野郎!!」と激怒。上層部が揃った緊急役員会には顧問弁護士も同席し、なつきの妊娠によって発生するスポンサーなどへの違約金の最大額を算出したり、役員は公然と「この話はマスコミに漏れたとしても、公にならないよう潰す方向で動きます」「今回の話を潰すためなら、法律の範囲内で何をやってもかまわない」と発言。両親にも堕胎の説得に回らせるようにと指示するのだ。

 もちろん、芸能界の裏事情に多少なりともふれたことがある人なら、「この手の話はよくあること」と言うかもしれないが、現役の俳優が綴っているとなると、そのリアリティはかなりのもの。描写内容はバーニングのようだが、もしかして、仲と中尾のできちゃった婚をめぐっても、こんな物騒なやりとりが交わされたのだろうか……と邪推してしまう。

 実際、中尾はブログでこの『陽性』を執筆した動機を、このように書いている。

〈生きるためにある命。いつか必ず死がある命。それでも人は産まれてきて生きていくのです。そんな考えから書き出しました〉

 たしかに、中尾が描く芸能界の舞台裏は、女優が宿した命を“商品を傷つけるもの”としか扱わない。こうしたことに中尾は怒りを覚えていたのかもしれない、と思わせる記述ではある。

 ちなみに物語のほうは、ほかにも女性タレントとIT起業家たちが参加する飲み会「アヤノ会」(まるで一時の沢尻エリカによる「沢尻会」を彷彿とさせる)を開く若手女優・桜木アヤノがライバルのなつき潰しのために暗躍したり、関東連合を思わせる半グレ集団が登場したりと、盛りだくさんの内容。そして最後は、芸能人が身ごもった命を守るためにできる“裏ワザ”が示唆されている。

 処女作にしてなかなかエグい内容だが、中尾には次回作でベッキー不倫をベッキーからの視点で、あるいはSMAP騒動の内幕を小説化してほしいと希望せずにいられない。とくに中尾を『GOOD LUCK!!』(TBS)でのキムタクの弟役に抜擢したのは、あの飯島三智マネージャーだったという逸話がある人物。飯島マネージャーの苦悩を小説として描いたら、いまならベストセラー間違いなしに違いないが……中尾クン、いかがでしょう?
(大方 草)

最終更新:2016.02.23 07:30

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