社会に関する話題……本と雑誌のニュースサイト/リテラ
AV、セクハラ、女性の敵議員…2014年“性の問題を問う”記事PVランキング
リテラ2014年ジャンル別PVランキングも4日目。今回は“性”をキーワードに集計してみた。性差別、セクハラ、ジェンダー論争から、AV業界の裏側、オナニー、果ては“おじさん週刊誌系シモネタ”まで、なかなかバラエティ豊かな記事が並んだ。さっそく発表に移ろう。
★第1位 「文春」に“AV女優歴”を暴かれた元日経記者・鈴木涼美が緊急寄稿!
「日経新聞記者はAV女優だった!」──昨年週刊文春に過去のAV出演をすっぱ抜かれた元日経記者で社会学者の鈴木涼美が、騒動のさなかに本サイトに寄稿したこの記事は、非常に多くの人に読まれ、その内容と文体が議論を呼んだ。AV出演歴を暴くというのは週刊誌やネットの定番手口だが、そのレスポンスとして、自ら原稿を寄せてくれた鈴木の文筆家としての矜持と心意気に、本サイトは敬意を表したい。是非、以下のリンクからご一読を。
(https://lite-ra.com/2014/10/post-521.html)
★第2位 「女子の貧困」最大のタブー!セックスワークと知的障害の関係
日本で貧困問題が話題になって久しいが、昨年はとりわけ“女性の貧困”がNHKの番組で特集されるなど、その深刻さが浮き彫りになった。そんななか、貧困女性のなかでも発達障害や知的障害を抱え、売春や性風俗産業などに「捕捉」される層について肉薄した『最貧困女子』(鈴木大輔/幻冬舎新書)は衝撃的だった。とりわけ知的障害とセックスワークの関係はタブー視されている問題だが、そこから目を背けては解決の糸口を見つけることはできない。詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/10/post-552.html)
★第3位 セクハラやじよりひどい! 週刊誌が塩村議員を“セカンドレイプ”
「早く結婚したほうがいいんじゃないか!」「産めないのか!」──昨年の都議会セクハラヤジ問題は、海外でも「女性差別」として報じられるなど大きな騒動となった。その一方で国内週刊誌は、ヤジの被害者である塩村文夏議員が過去のタレント活動などを取り上げて、彼女の人格すら攻撃した。つまるところ「塩村議員側にも騒動を招く要因があった」と言いたいようだが、本サイトはこれに真っ向から異を唱える。詳しくは以下のリンク先をご一読願おう。
(https://lite-ra.com/2014/07/post-207.html)
★第4位 妻を風俗嬢に! 20代を抱いて死ぬ! 老人の性欲が止まらない!
読者層の高齢化が進行中の週刊誌業界。「週刊ポスト」(小学館)や「週刊現代」(講談社)などは、毎週のように、高齢の男性へ向けたセックス特集を展開している。こうした“オヤジセックス特集”のフレーズ、内容を分析したこの記事。見えてきたのは、“最期まで独りよがりな男たち”の寂しい現実だった……。詳細は以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2014/07/post-189.html)
★第5位 疑似精液からギャラのからくりまで!峰なゆかがAV業界のタブーを大暴露
動画サイトでのアダルト動画視聴が普及し、カジュアル化がすすむAVだが、それでもまだ業界について知られていないことは多い。元AV女優で『アラサーちゃん』(扶桑社)の作者でしられる峰なゆかの著書『セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク』(双葉社)には、その驚きの裏側が暴露されている。単体・企画女優のギャラ、潮吹きの謎、中出し撮影のテクニックなどなど……気になる詳細は以下のリンク先で!
(https://lite-ra.com/2014/10/post-515.html)
★第6位 母乳強制、DV擁護、中絶禁止…安倍内閣・女性閣僚の「反女性」発言集
昨年9月から12月までの第二次安倍改造内閣は、閣僚に過去最大となる5名の女性を起用していた。一部では安倍政権が唱える“女性の活用”を象徴した人事などともてはやされたが、だまされることなかれ。そのうちの3名、高市早苗、山谷えり子、有村治子は、夫婦別姓に反対し、親学というトンデモ理論を推奨するような、“保守オヤジ政治家の女性バージョン”とも言える人材なのである。さらに、政調会長に任命された稲田朋美は筋金入りの極右。本サイトは彼女たちが過去に発言した“トンデモ語録”を紹介しながら、政府が掲げる「すべての女性が輝く社会」がいかに歪んだ価値観でねじ曲げられているかを指摘した。是非、その驚愕の発言の数々を以下のリンク先から確認してほしい。
(https://lite-ra.com/2014/09/post-444.html)
★第7位 「女に参政権与えたのが失敗」差別発言連発!衆院選候補者“女性の敵”ランキング
もちろん“反女性思想”は、第二次安倍改造内閣女性閣僚だけの問題ではない。過去には目ん玉が飛び出るような女性蔑視・人権無視発言をかました政治家がたんまりといる。リテラでは先の衆院選に際して、こうした“女性の敵”政治家をリストアップ。ランキング形式で発表したところ、現在までにツイッターで5000回以上ツイートされ、失望した、反吐がでる、吐き気がする、顔も見たくない、いいかげんにしろ!などなど、たくさんの声が寄せられた。是非下記のリンクから、反女性議員たちのホンネをご覧いただきたい。
(https://lite-ra.com/2014/12/post-683.html)
また、姉妹記事として「衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング」も公開したので、あわせて読めば“女性の敵”政治家と“極右ヘイト”政治家がリンクしていることがお分かりいただけると思う。
(ネトウヨも真っ青のトンデモ発言…衆院選候補者“極右ヘイト”ランキング(前編))
★第8位 出会い系売春で生き延びるしかない シングルマザーの過酷な実態
“女性の貧困”に呼応して加速するのが“性風俗で働く母親たち”の存在。だが、“管理された”風俗店とは別に、個人的に性を売る “ワリキリ”を行う母親も多いという。評論家・荻上チキは『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』(扶桑社)で、ワリキリで生計を立てる女性100人以上にインタビューをしている。そのなかには、切実な事情を抱えるシングルマザーが数多く存在するのだ。詳細は以下のリンク先をご覧いただきたい。
(https://lite-ra.com/2014/08/post-340.html)
★第9位 江角マキコは女性の性の伝道者だった! TVで「体がオナニーしてしまう」発言
最近でこそ“女性のオナニー”がメディアでさかんに取り上げられているが、ほんの10年くらい前までは、男性向けエロ本やフェミニストの著作以外ではタブー的な扱いであった(ただし「an・an」は例外)。だが、なんとそんな時代にあの江角マキコが、テレビで堂々と女性のオナニーを語っていたのである。最近、江角は夫婦の性生活を赤裸々に語り、「長嶋一茂宅落書き問題で追い込まれて、ぶっちゃけトークで生き残ろうとしてるのか」などどいわれているが、性に関するぶっちゃけトークは昔からだったというわけだ。これからも、コンサバなママ友付き合いなどに汲々とせず、“性の伝導師”路線を突っ走っていただきたい。
(https://lite-ra.com/2014/09/post-490.html)
★第10位 少女たちはどうやって“性”の知識を得るのか 無知ゆえのナマHも
若者のセックスの氾濫が叫ばれる昨今であるが、どうやら当の少女たちは“性”を知らないらしい。産婦人科医師・テレビコメンテーターの宋美玄『少女はセックスをどこで学ぶのか』(徳間書店)によれば、セックスを体験していても性の“知識”は間違えだらけでしかも乏しいのだという。ここには “実践的”な性の知識を教えない学校教育の問題が隠れている。詳細は以下のリンクからご覧戴きたい。
(https://lite-ra.com/2014/08/post-326.html)
いかがだっただろうか。ちょっとした裏話になるが、ご想像のとおり“性”、とりわけ“セックス”にまつわるネタは、ネットニュースサイトのキラーコンテンツである。なかには露骨なエロネタで読者を“釣る”サイトも多い。しかし、本サイトは、AVやセックスを社会的・政治的・文化的な観点から見ることで、より広がりのある記事を提供したいと考えている。また、人権を脅かす女性差別などに対しては、今後も激しく糾弾・異論を提示していくつもりだ。是非とも、内容まで目を通していただきたいと切に願う次第である。
(編集部)
【リテラの“2014年いっき読み”PVランキングまとめ】
1日目 (ジャニーズ、吉高、AKBの“あの話”…2014年芸能記事PVランキング)
2日目 (東山紀之も池上彰も反ヘイトの言葉!…2014年ネトウヨ記事PVランキング)
3日目 (古舘の悲壮、朝日問題、テンパる百田…2014年メディア記事PVランキング)
4日目 (AV、セクハラ、女性の敵議員…2014年“性の問題を問う”記事PVランキング)
5日目 (セブンもヤマダもディズニーもブラック!…2014年ビジネス記事PVランキング)
最終日(さすがの安倍首相! あの蛭子さんからダメ出しも…2014年政治記事PVランキング)
最終更新:2018.10.18 03:14
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